日別アーカイブ: 2017年5月6日

くまもと 旅日記 その1

こんにちは、福居万里子です。

前回のブログで 「 熊本のいろんな場所に出かけ、定期的に報告します 」 と宣言しましたが・・・さっそく第1弾です!

今回は列車の旅です。

鉄道好きである父の影響でしょうか、線路を見るとなんだかワクワクします。


 

 

 

 

4月下旬、とってもいい天気でした!

肥薩おれんじ鉄道に乗って向かった先は――


 

 

 

 

水俣です。

これまで、熊本市内や阿蘇などには何度も遊びに出かけていましたが、水俣は一度も訪れたことがありませんでした。

小学校のころに教科書で読んだ水俣の歴史、そして “ 水俣病 ” を改めて学ぶ旅。

資料館や百間排水口を訪れたり、町の方とお話をしたりと、とても実りのある一日だったのは間違いありませんが、町を歩いていると、丘の上の集落の軒先で育てられている季節の花に癒され、海岸沿いを歩けば大きな海と空が広がっていて・・・散策しているうちに、目的を忘れて穏やかな気持ちにもなりました。


 

 

 

 

それから、水俣にはもう一度行きました。

5月1日 水俣病犠牲者慰霊式の日 です。

この日もやはり水俣の海はキラキラと輝いていて、「 本当に、ここはかつて あの公害 が起きた場所なんだろうか? 」 と思えてきます。

その一方で、慰霊式での地元の子ども そして 胎児性患者の方などによる ” 祈りの言葉 ” を聞くと 「 まだ終わっていない 」 ということも改めて突きつけられた気がします。

この ” 祈りの言葉 ” 、テレビやラジオのニュースではどうしても一部を抜粋するかたちでしかお伝えできませんが、現地で全文を聞くと、本当にたくさんのことを考えさせられました。

水俣病犠牲者慰霊式での式辞と 祈りの言葉は、水俣市立水俣病資料館のホームページに掲載されるようです。(5月6日時点では去年までのものを掲載)

 

 

 

 

 

知ろうとしなければ見えてこないこと、忘れてはいけないことがまだまだたくさんある

そんな思いを新たにする水俣の旅でした。