次は、ホームに歓喜の輪を!

すっかり更新が滞ってしまっていました。すみません。
ここから気を取り直していきたいと思います!

今年度から、動画配信サービスDAZNで、
サッカーJ2ロアッソ熊本のホームゲームの実況を担当しています。
7月25日(水)には、RKKテレビでも試合を生中継しました。

ロアッソは、一時は6位と、上位争いをしていましたが、
5月の大型連休の頃からチーム状態は下降線をたどり、
5月20日(日)以来勝利から遠ざかって、順位はJ3降格圏の21位。
苦境に立たされていました。

8月11日(土)のホームゲームで横浜FCに5-3で敗れ、
“13試合勝利なし”と、クラブワースト記録がさらにのびてしまったあと、
J1サガン鳥栖から期限付き移籍でロアッソに加入した
元日本代表MFの水野晃樹選手は、
「選手で集まって話をしようと提案した」と明かしてくれました。
7月4日(水)に合流してからおよそ1か月、
ある面で客観的にチーム状況を見てきた水野選手ならではの提案だったのではないかと思います。

その選手ミーティングは、8月16日(木)の練習前に開かれ、
チームの約束事が再確認されたといいます。

そうして迎えた、19日(日)の試合。
アウェイで、17位のFC岐阜との対戦でした。

岐阜も、5連敗中と苦しい状況にあり、
連敗脱出へと序盤から攻勢をかけてきましたが、
我慢の時間帯を全員で凌ぎきると、前半20分を過ぎたころからペースを掴みます。

0-0のスコアレスで試合を折り返し、
後半は立ち上がりからロアッソが主導権を握ります。
25分に黒木晃平選手のクロスボールを、上里一将選手が頭で叩き込んで今季初ゴール。
さらに、33分には、田中達也選手が中山雄登選手とのワンツーで抜け出し、
2試合連続となるゴールを挙げます。

2点目を決めた田中選手は、
ロアッソを「大学時代からお世話になっていて“大好きなチーム”」と話します。
ゴール後、ユニホームの左胸にあしらわれたエンブレムを握り締め
真っ先にサポーターのもとへと駆け寄った姿がとても印象的でした。

2-0としたロアッソは、残りの時間も集中力を切らすことなくプレーし続け、
今シーズン初の“完封勝利”で、14試合ぶりに「勝点3」を手にしました。

試合に出た選手も、出場機会のなかった選手も、コーチングスタッフも、
そして、サポーターの皆さんも、
全員が同じ思いを共有していることが、中継映像に映し出される表情から伝わってきました。

次は、ホームでの勝利を!
第30節は、今月26日(日)午後7時キックオフ。
えがお健康スタジアムに、栃木SCを迎えます。

 

 

 

 

 

 

 

【8月11日(土) J2第28節 ロアッソ熊本vs横浜FCの放送席で】