ロアッソ熊本 今なお、踏ん張り時

サッカーJ2のロアッソ熊本は、
26日(日)の第30節、えがお健康スタジアムで、栃木SCと対戦しました。

前節、14試合ぶりの勝利を挙げ、今シーズン2度目の連勝を狙ったロアッソに対して、
栃木は、直近8試合で負けがなく、わずか2失点しかしていないという好調ぶり。
対照的な2チームの対戦でした。

また、ロアッソとしては、
ホームでは、5月20日(日)の第15節以来、98日ぶり、
えがお健康スタジアムでは、4月1日(日)第7節以来、実に147日ぶりの
勝利を目指した戦いでもありました。

ところがロアッソは、終始、劣勢を強いられました。

一度、競り合ったあとのセカンドボールをことごとく栃木に拾われ、
俊敏性の高いドリブラーにかき回されました。

ロアッソは、チャンスが訪れることを信じて、
集中力高く守備をしていましたが、
後半37分に、左サイドからペナルティエリア内への侵入を許すと、
クロスボールが、クリアしようとゴール前まで戻ってきたDFの選手に当たり
ゴールに吸い込まれてオウンゴールに。
これが決勝点となり、1対0で敗れました。

この結果、京都サンガF.C.に勝点で並ばれ、
得失点差で順位が入れ替わり、
ロアッソは、再びJ3降格圏の21位に後退しました。

栃木にペースを握られながらも耐えていただけに、
オウンゴールという手痛い形での失点でしたが、
裏を返せば、選手たちは、
集中力を切らすことなく、足を動かし続けていたということです。
試合後、渋谷洋樹監督も、
「選手たちは、ロングスローやコーナーキックなど相手の強みに対して、
粘り強く戦ってくれて、あそこまで戻ったからこそオウンゴールという形になったと思います。
我々は、最後まで足を止めない、走りきることを強調していたので、
それについては選手たちは頑張ったと思います。
残念ながら点を取れなかったのは、私自身の責任を感じています」
と振り返りました。

相手のあることですので、勝負事は、いつも良い結果が伴うわけではありません。
それでも、試合に臨むに当たって、
決められたテーマやチームの約束事を「やり切る」ということが
勝つための近道であり、必要不可欠なことなのだと思います。

その意味では、やり切ることができた。

これを継続しながら、次の勝利に結びつけてほしいと思います。

第31節は、9月1日(土)午後7時キックオフ。
アウェイで、モンテディオ山形との対戦です。

 

試合前に。

右から、

解説の松岡康暢さん、

ピッチリポーター 森田みきさん

実況担当 吉田

 


試合後のえがお健康スタジアム①

 

 

 

 

試合後のえがお健康スタジアム②