“キワ”に食らいつくように 

球際や最終局面。そこでの強さを出せるのか。
その可否がスコアに反映されるということを感じたゲームだったように思います。

サッカーJ2のロアッソ熊本は、
今月23日(日)の第34節、
アウェイで首位の松本山雅FCと対戦しました。

その前の試合では、同じく
アウェイで、上位チームと対戦して引き分けに持ち込み、
勝点1を持ち帰ってきたロアッソでしたが・・・

松本とのゲームは、試合の立ち上がりと終了間際に、
いずれも、ロングボールの落としから
最後は相手外国選手にシュートを打たれる
という形て失点し、2対0で敗れました。

ロアッソは、ボールを動かしてチャンスを作り、
枠を捕らえたシュートも放ちましたが、
ゴールを割ることをできませんでした。

ロアッソにチャンスが訪れても、
相手選手は、必ずボールやシュートコースに対して
体を寄せたり、足を出したりと、
いわゆる“キワ”の部分の厳しさを持ってプレーしていました。

この最終局面の強さが、松本が首位を走る所以なのだろうと思います。

「我々はこれからラスト8試合、松本山雅さんぐらいの
食らいつく守備をやらなければ残留はできないと思うので、
(体感した)松本山雅さんの守備を胸に刻み込んで、
次のゲームからそのような戦いができるように」と渋谷洋樹監督。

次の試合は、ホームに、
ひとつ順位が上の20位京都サンガF.C.を迎えます。

これまで京都は、大雨の影響で中止になった試合があり、
日程消化が1試合少ない状態が続いていましたが、
代替日として26日(水)に行われたアビスパ福岡との試合に勝ちました。

これで、21位ロアッソとの勝点の差は「4」に開いてしまいました。

京都の背中をつかまえるためにも、次の直接対決に勝利して、
再び、勝点差「1」に詰めておきたいところです。
試合の予定は今月30日(日) 午後4時。
J2残留へ、大事な試合のキックオフの笛が鳴ります。