むずかしくて、たのしい

子どものころ好きだった絵本は 『 ぐり と ぐら 』、福居万里子です。

( あの、きいろいカステラのおいしそうなことといったら・・・ )

 

RKKアナウンサーが県内の小学校に出張し、物語の朗読を行う

「 RKKボーイズ&ガールズ お話し会 」。

先日は福島アナウンサーとのコンビで碩台小学校を訪問しました。

( ステキなモニター画面の用意、ありがとうございます )

 

実は今回、結構キンチョウしていました・・・

このお話し会で扱う物語にはいくつかのレパートリーがあるのですが、

今回は私の希望で、新しい作品に挑戦することになっていたからです。

 

宮沢賢治の作品 「 どんぐり と 山ねこ 」 。

 

この作品との出会いは今年6月。

系列の垣根を越えて全国のアナウンサーが東京に集い、技術を磨く研修会に参加しました。

「 ニュース読み 」や「 スポーツ実況 」、「 インタビュー 」など、それぞれの課題に向き合うなかで、

私が参加したのが「 ナレーション 」。

声優の池水通洋さんを講師に迎え、番組ナレーションや物語の朗読の極意を学びました。

その中で実践課題になったのが、この作品だったのです。

ナレーション研修には7人のアナウンサーが参加。

ひとりひとりでセリフの解釈が微妙に異なり、ちがった表現をするのが興味深い!

そして、池水先生の朗読・・・間近で見て・聞いて、それはそれは感動しました!

 

宮沢賢治独特の、どこか不思議で、それでいて美しい情景描写の数々や、個性的な登場人物、

“ そうきたか ” と思わずうなる展開――

私なりの表現で朗読がしたい。

そして、子どもたちは、どんな反応をするだろう?と思ったのです。

結果、碩台小学校のみんなはとても真剣に、楽しんでくれました。

目をつむって金色の草地や山ねこの姿を想像する子、

どんぐりの言い争いに笑う子、山ねこの怒鳴り声に驚く子・・・

とってもやりがいのあるお話し会でした。

 

日本語をただ読み上げるだけなら、小さな子どもにだってできる。

だからこそ、ナレーションは努力のしがいがあって、むずかしくて、たのしい。

改めて 感じています(^^)

 

碩台小学校のみなさん、最後は 歌のプレゼント まで ありがとうございました!

ミュージカル、頑張ってくださいね♪