9/1(土)放送:第8回 院内託児所について

1979年に設立し、長らく阿蘇地域の中核医療機関を担ってきた「阿蘇立野病院」。2016年4月に発生した熊本地震により甚大な被害を受けましたが、2017年4月から段階的に再開。8月以降からは入院や一般外来、11月に人口透析を再開しています。そしてようやく今年1月、1年8ヵ月ぶりに全館再開。同院のモットーでもある「ぬくもりと安心の医療」をお届けできるよう、スタッフが一丸となって業務に取り組んでいます。この番組では、阿蘇立野病院のさまざまな取り組みをご紹介します。

「第8回 院内託児所について」

長船なお美さん(リポーター):こんにちは、長船なお美です! この番組では、阿蘇立野病院の様々な取り組みを紹介します。今回は、阿蘇立野病院の「院内託児所」についてご紹介します。阿蘇立野病院の敷地内にある建物。これが、およそ20年前にできた院内託児所「たんぽぽ」です。生後57日から3歳未満の職員の子どもが対象で、定員は10人。現在は3人の子どもが通っています。吉野先生、この託児所が作られた経緯を教えてください。

吉野ゆかり先生(「たんぽぽ」保育士):はい、この院内託児所「たんぽぽ」は、子どもたちが健やかにのびのびと育ち、保護者である職員が安心して働けることを目的として作られました。

保育士が子ども達に密接に関わりながら、簡単な生活習慣を身につけられることを目的にしています。阿蘇の自然と四季を目や耳などで感じながら、子どもたちが心豊かに育ってくれることを願いながら、日々、保育を行っています。

子どもたちは来所するとすぐに検温などの健康チェックを行い、歌や手遊び、散歩のほか、プールなどの活動を行います。また、夏まつりやクリスマス会など、入院患者さんやデイサービスの利用者さんと交流する行事もあります。

長船なお美さん:院内託児所があることのメリットってどんなところでしょうか?

吉野ゆかり先生:まず、保護者にとって送迎にかかる時間を節約でき、必要なら勤務時間内に授乳に来ることもできます。多少の熱でも預かっていますので、気になったらすぐ様子を見に来られますので、急に仕事を切り上げる必要もなく、保護者も安心して働けるのではないかと思っています。

長船なお美さん:なるほど。院内託児所は子育て中のスタッフの方にとって、とても心強い存在なんですね。吉野先生、今日はありがとうございました。

吉野ゆかり先生:ありがとうございました。

INFORMATION
ただ今、阿蘇立野病院ではスタッフを募集しています。

【募集職種】
●あそ統合医療研究所 専任スタッフ(看護師など)
●看護師
●准看護師
●介護士・看護補助
●作業療法士
●理学療法師
お問い合わせ/0967-68-0111(阿蘇立野病院)


吉野ゆかり先生とリポーターの長船なお美さん


阿蘇立野病院敷地内にある院内託児所「たんぽぽ」


生後57日から3歳未満の職員の子どもが対象で、定員は10 人


子育て中のスタッフたちにとって、とても心強い存在に!


保育士が子どもと密接に関わりながら、簡単な生活習慣を身につけられることを目標にしている


日々、阿蘇の自然と四季を目や耳などで感じられる


来所後は健康チェックを行い、歌や手遊び、散歩などを行っていく


デイサービスで行われた夏祭りの様子


利用者さんと一緒に夏遊びを楽しみました!