10/5(土)放送:第7回 出張健康教室について

1979年に設立し、長らく阿蘇地域の中核医療機関を担ってきた「阿蘇立野病院」。2016年4月に発生した熊本地震により甚大な被害を受けましたが、2017年4月から段階的に再開。8月以降からは入院や一般外来、11月に人口透析を再開しています。そしてようやく2018年1月、1年8ヵ月ぶりに全館再開。同院のモットーでもある「ぬくもりと安心の医療」をお届けできるよう、スタッフが一丸となって業務に取り組んでいます。この番組では、阿蘇立野病院のさまざまな取り組みをご紹介します。

「第7回 出張健康教室について」

樫山結さん(リポーター):こんにちは、樫山結です!
今日は、阿蘇立野病院が行っている地域貢献のひとつ、 『出張健康教室』について紹介します。理事長、阿蘇立野病院で行われている「健康教室」について教えてください。

上村晋一理事長:はい、南阿蘇村の健康増進を図るため、地域貢献の一つとして、地域の皆さんからご依頼があった場所に出向き「健康教室」を開催しています。医師による健康についての話や、看護師による健康相談会、あるいはリハビリスタッフによる集団体操や放射線技師の骨密度についての話、等々テーマは様々で、地域から要望に応じて当院スタッフが対応しております。

~リハビリテーション課の理学療法士が南阿蘇村の長野公民館に出向いた健康教室では、参加者16人。「骨折」をテーマにおよそ1時間のプログラムが行われました~

古川みちるリハビリテーション課課長:今回は、骨折予防のための転倒を防ぐ体操について教室を行いました。転倒しないためにはどの筋肉を鍛えたらいいのか、実技を交えての内容を、皆さん一生懸命聞いてくださいました。「運動してみたいけど、やり方がわからない」といった方々に、簡単にできるトレーニングを紹介することで、ご自宅でも体を動かすきっかけになればと思っています。自分の心身の健康に関心を持ってもらい、住み慣れた地域でいつまでも元気に過ごしていただけるよう、健康教室を活用してほしいと思っています。

~また、地域の皆さんに開かれた病院として、院内コンサートなど様々なイベントも行っているそうです~

樫山結さん:理事長、健康教室は、地域の健康を守る、大切な取り組みのひとつなんですね。

上村晋一理事長:はい、そうなんです。当院はこうした健康教室を各地域で開催し、皆様の健康づくりに役立てていただきたいと考えています。

9月に開催されたピアノ&チェロコンサート

【インフォメーション】
阿蘇立野病院では一緒に働く仲間を募集しています。
詳しくはHP をごらんください。
<募集職種>看護師/社会福祉士

 


要望に応じた専門職が講演を行う。今回は「骨折の予防」がテーマ


参加者も資料に熱心に目を通していました


骨折を防ぐための転倒予防の体操。椅子を使って無理なく


椅子などを使い普段生活の中でもできる体操を実施


リハビリテーション課課長の古川みちるさんと理学療法士の澤田静さん


上村 晋一理事長とリポーターの樫山結さん