てなもんやサウンド笠 2012年3月10日放送分

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『スウィング・タイム 1928-1941』/オムニバス
(日本コロムビア COCP-37163~64[2枚組])

オンエア曲:
「ヅボン二つ」/二村定一 (1931[昭和6]年)
「ラッパと娘」/笠置シヅ子 (1939[昭和14]年)

※解説
まさいよしなりが今週ご紹介する音源はこちら。
国内で録音されてきた貴重な歴史的作品の数々に関し、
かなりCD化が進んできているのはご承知の通りである。
その流れの中で今回、戦前から存在したレコード会社が
合同で「ニッポン・モダンタイムス」シリーズを企画した。
戦前の日本で録音されていたジャズの音源を集大成する
ことをコンセプトとし、日本のポピュラー音楽史の重要な
1ページをまとめる素晴らしい企画。内容も実に貴重で、
今回CDで初復刻となる楽曲も相当数収められており、
資料的意味からも非常に価値の高いコンピレーションだ。
今日ご紹介する「スウィング・タイム」もこのシリーズから
発売されたもので、コロムビアの音源を収録した2枚組。
まず「ヅボン二つ」は、もともと1930年のアメリカ映画
「Soup to Nuts」の主題歌として作られた曲。これを
「アラビヤの歌」「私の青空」「君恋し」などのヒットで知られる
二村定一がカバーしたもので、シニカルな訳詞が愉快だ。
続いて「ラッパと娘」、こちらは笠置シヅ子が1939年に録音
したもので、パワフルなボーカルと完成度の高い見事な
スウィングが聴きどころ。彼女は戦後に「ブギの女王」として
大ブレイクし、数々の大ヒットを飛ばしたことはご存知の通り。