てなもんやサウンド笠 2012年6月23日放送分

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『ルーマニアのパンパイプ』/ダミアン・ルカ
(キング KICW-85066)

オンエア曲:
「森のドイナ」
「クローバーを持った羊飼いの娘」

※解説
まさいよしなりが今週ご紹介する音源はこちら。
パンパイプはパンフルートなどとも呼ばれる、一本一音のパイプを
ズラリと束ねた管楽器である。竹や葦の茎などが用いられており、
ルーマニアや南米等の地域で民族楽器として受け継がれている。
この楽器のハスキーでいて透明感とあたたかみのある音色は
ルーマニアの名手ゲオルゲ・ザンフィルの演奏によって世界的に
広く知られるようになった。このザンフィルの影響もあってか、
パンパイプの演奏はイージー・リスニングとして聴かれる機会が
最も多いと思われるが、今回は敢えてあまり聴かれることのない
ルーツとしての、つまりワールドミュージックという括りの中での
パンパイプの演奏にあらためて耳を傾けてみようという試み。
ルーマニアではこの楽器は「ナイ」と呼ばれているのであるが、
このナイの第一人者であるダミアン・ルカの録音をお持ちした。
実はこのダミアン・ルカの伯父ファニカ・ルカという人物は、細々と
受け継がれてきたこの民族楽器ナイの再興に尽力した人物であり、
ザンフィルもまたこのファニカが育てた演奏家の一人なのである。
そしてファニカの甥ダミアンもまたルーマニアを代表するナイ奏者と
なっているというわけで、今日は彼の卓越した演奏をお聴き頂いた。