てなもんやサウンド笠 2012年8月18日放送分

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『Dr. Samuel J. Hoffman and the Theremin』/Dr. Samuel J. Hoffman
(BASTA[蘭] 30-9093-2[3枚組])

オンエア曲:
「Lunar Rhapsody」
「Mist O’ The Moon」

※解説
まさいよしなりが今週ご紹介する音源はこちら。
テルミンとは電子楽器の先駆け。ロシアの物理学者レフ・テルミン
(レオン・テルミンとも)によって1920年に生み出された。
本体から縦横に伸びた2本のアンテナに手をかざすことで
音程と音量をコントロールする、実に演奏の難しい楽器である。
幾人かの「名テルミン奏者」によってこれまでに名演がレコード
として残されてきているが、それらの中でも古い録音なのが
今回お持ちしたサミュエル・J・ホフマンのアルバムである。
1947年の「Music Out Of The Moon」、1948年の「Perfume Set
To Music」、1950年の「Peace Of Mind」、この往年の3枚がCD化。
特に当時においては、テルミンのような電子楽器を使用する場合、
ともすれば非常に奇をてらった、もの珍しいだけの作品になり兼ねない
わけだが、上記のこれらの作品においてはそういった心配は全く無用。
ジャズコンボ、オーケストラ、コーラスなどとテルミンとが見事に調和し、
音楽としての一体感が本当に心地いい上質のサウンドを構築している。
さて本日は1947年のアルバム「Music Out Of The Moon」の中から、
「Lunar Rhapsody」「Mist O’ The Moon」の2曲をお聴き頂いた。
なおこのアルバムでは、のちにエキゾチック・サウンドなどで名を馳せる
レス・バクスターがアレンジと指揮を担当しており、その手腕もまた
この一枚の聴きどころとなっているので要チェックと言えよう。