てなもんやサウンド笠 2012年10月20日放送分

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『蚤の歌~魔法のテューバ』/ジョン・フレッチャー
(キング KICC-472)

オンエア曲:
「エルガー: 朝の歌」
「チャイコフスキー: 組曲『くるみ割り人形』より 小序曲」

※解説
まさいよしなりが今週ご紹介する音源はこちら。
低音を担当する金管楽器、テューバ。今回お持ちしたアルバムは
LPでリリースされた当初から「テューバ奏者のバイブル」的な
評価を得てきた名盤であり、そのCD化された音源をご用意した。
演奏者はジョン・フレッチャーというイギリスのテューバ奏者。
ケンブリッジ大学で自然科学を学び、卒業後にBBC交響楽団に
入団したという経歴の持ち主。ブラスファンにはよく知られた
フィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルで活躍し、その後
ロンドン交響楽団で首席テューバ奏者を務め、「未知との遭遇」や
「スター・ウォーズ」の音楽にも演奏参加した花形テューバ奏者だ。
1987年に47歳の若さで亡くなった彼が、1980年に日本で録音に
臨んだアルバムこそ、この名盤「蚤の歌~魔法のテューバ」である。
テューバという楽器においては非常に難しいとされる、軽やかな
速いパッセージ、そしてピアニッシモの演奏など、これがテューバ
かと思わせるような妙技には、聴いていてただただ舌を巻くばかり。
本日はそのアルバムの中から、まずはエルガー作曲「朝の歌」を、
続いて「一人多重録音」による四重奏に挑んだ、チャイコフスキー
作曲「くるみ割り人形」より「小序曲」をお聴き頂いた。