てなもんやサウンド笠 2013年2月16日放送分

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『Far East』/TAO
(ブリッジ/ワーナー BRIDGE-155)

オンエア曲:
「AZUR」
「HELLO, VIFAM(シングルバージョン)」

※解説
まさいよしなりが今週ご紹介する音源はこちら。
TAOは70年代末に結成、83年にレコードデビューした日本の
ロックグループ。ハーフのヴォーカリスト、デヴィッド・マン
をリーダーとした4人組。デヴィッドはこれ以前にジャニーズ
事務所に所属していたこともあり、弟のドラマー、ルーベンと
音楽活動をしていた。のちにルーベンはCharのバックバンド等
で活躍することになるが、兄はTAOを結成、活動を開始する。
ヴォーカル、ベース、ドラム、そしてキーボード兼ヴァイオリン
というメンバー構成の彼らによるデビューシングル「AZUR」は
グループのオリジナルインスト曲に井上大輔がメロディーを
加えた作品で、印象的なヴァイオリンがフィーチャーされている。
そんな彼らの代表曲を挙げるとするならば、何と言ってもテレビ
アニメ「銀河漂流バイファム」の主題歌として制作された作品
「HELLO, VIFAM」で、30万枚を売り上げる大ヒットとなった。
その勢いの中でリリースされたのが、彼らの唯一のアルバム
「Far East」である。インストゥルメンタル1曲を含めた全10曲、
詞はすべて英語で歌われているところが彼らのこだわりである。
ただ、確かにアニメの主題歌がヒットしたものの、アニメファンが
ひとつのロックグループの人気を牽引してゆくという流れを当時は
まだ作るまでには至らなかったのが事実であり、やがてグループは
音楽性の違いから解散、それぞれに活動の場を求めていくことになる。
今回その唯一のアルバムが、シングル曲をボーナストラックとして
紙ジャケット仕様で初CD化。80年代における、ロックに押し寄せて
きた新たな潮流の中において独自色を打ち出そうと奮闘した日本の
グループ「TAO」のサウンドにあたらめて浸ってみたいところだ。