てなもんやサウンド笠 2013年12月7日放送分

20131207masai.jpg

『The Rough Guide To Ali Hassan Kuban』
(World Music Network RGNET1106)

オンエア曲:
「Sukkar, Sukkar, Sukkar」
「Mabruk」

※解説
まさいよしなりが今週ご紹介する音源はこちら。
アフリカのナイル川流域の国といえば、まずエジプト、そして
その南に接するスーダン。この両国をまたいで、ヌビアという
地域がある。歴史的にも古くから独自性を守ってきたこの地域、
そこに住む人々はヌビア人としての誇り高いアイデンティティーと
文化を持っている。今回は、そのヌビアの音楽をご紹介したい。
そこで登場するのが、ヌビア音楽を代表する大物ミュージシャン、
アリ・ハッサン・クバーンのCDだ。ワールドミュージックのブームに
伴って世界的に名を知られるようになり、来日も果たしている
という知る人ぞ知る存在であり、2001年にこの世を去っている。
そんな彼のベスト盤的な一枚が、今回お持ちした輸入盤「The
Rough Guide To Ali Hassan Kuban」なのである。全15曲。
彼の作品はヌビア音楽本来のリズムやメロディーを基本として、
実にファンキーでノリのいいサウンドを巧みに構築している。
その旋律はペンタトニック、いわゆるヨナ抜き音階であり、日本の
民謡や演歌に通じるものがある。従って、遥か遠くの音楽ながら
懐かしさや親しみを覚えるという、これは実に不思議な感覚だ。
音楽のひとつのルーツを垣間見るという貴重な体験もしつつ、
かつ難しく考えず純粋に楽しむことが出来る、興味深い一枚だ。