2012第22節対ジェフユナイテッド千葉

「パーフェクトだった」
と高木琢也監督が言えば、
決勝ゴールをマークした14番FW武富孝介選手も
「完璧だったと思う」
と語りました。
1対0で勝ち、今シーズン初の連勝です。
強豪千葉の
ウィークポイントを突く攻撃とストロングポイントを消す守備。
スカパー!Jリーグ中継の解説池ノ上俊一さんは
「『ここは捨てるけどここはやらせない』とよく整理してゲームができていた」
とロアッソの戦いぶりを高く評価島しました。
試合前々日、高木監督は、われわれ報道陣に対し
「ジェフはすばらしいチーム。特別なゲーム。
ここ数試合(ロアッソが)いいゲームをしていることは関係ない。
まっさらな状態で臨まないといけない」
と千葉の強さを強調したうえで
「勝ったら記者会見で千葉の攻略法を教えてあげる」
と話しました。
第1クールの対戦で、4対0で敗れた教訓を生かし、
守備では
「千葉のSB(サイドバック)とSH(サイドハーフ)の選手に自由に使われた」
というバイタルエリア手前の両サイドのゾーンで
「しっかり潰していく」
という作業を徹底しました。
指揮官は
「すべてを止めることができなくても
1つでもストップすることができれば、他のところを抑えることができる」
と語りました。
日頃から、選手やひとつひとつのプレーを
歯車にたとえることが多い高木監督ならではの言葉で、
サッカーの醍醐味を表現しています。
ひとつの歯車を止めることで、他の歯車まで止めることができたのです。
これは、解説の池ノ上さんの言葉とも合致します。
一方、攻撃では
「カウンター攻撃」をポイントに挙げ、
千葉の両SBが高い位置を取り、空いたスペースを狙い続けました。
そして、後半40分、
途中出場でFWとしてプレーしていた3番DF高橋祐太郎選手が
中盤でボールを奪うと、
14番FW武富孝介選手へスルーパス、
武富選手が左45°から落ち着いてGKとの1対1を制し、
ゴール右隅に流し込んで先制。
あざやかなカウンター攻撃でした。
試合前
「きついのは当たり前だと思って何度でも何度でも飛び出していきたい」
と話していた武富選手。
終盤の劇的な決勝ゴールに
「前半からきつかったけど、90分間やり続ける体力はあるから走り続けた」
と胸を張りました。
それにしても
「いい守備から絶対失点しないこと」
「2対1で勝てる相手ではない、0対0でいって、ようやく勝てる相手」
「(千葉の)焦りは精密さを失わせる」
戦前の指揮官の言葉が恐ろしいほど的中した
まさに完璧なゲーム。
「さすがのスカウティングですね」
という私の言葉に
「いや、しっかり、やってくれた選手のおかげだよ」
と答えました。
山崎雄樹