2012第34節対大分トリニータ

「この2人について『ん?』と思われた方もいるかもしれませんが、
僕は、毎日彼らを見ていることと、こういった試合になると思ったから」
と、赤と青のダービーを2対1で制した後、高木琢也監督が語りました。
2人とは、今シーズン初めて2トップを組んだ
3番FW高橋祐太郎選手と17番FW齊藤和樹選手のことで、
こういった試合とは
「(フィジカルコンタクトがハードな)プレミアリーグのようだった」と話した
ボールへの素早い寄せ、球際の強さが求められる「ダービーマッチ」です。
齊藤選手は、
前半31分、22番MF吉井孝輔選手の先制ゴールをアシストすると、
後半8分には、10番MF養父雄仁選手のクロスからヘディングシュートで
勝ち越しゴールを決め、この試合1ゴール1アシストの大活躍を見せました。
2度の決定機を逃したことについて
「決めなくちゃいけなかった」と反省しましたが、
今シーズン出場22試合3ゴールと成長著しい大卒2年目の23歳です。
試合の前日練習の後、
スタメンが濃厚だった高橋・齊藤両選手について、高木監督に尋ねると
「がんばれるという原点の部分」
と明快に答えてくれました。
7試合ぶりのスタメン24番DF筑城和人選手は、足をつるまで奮闘しました。
瞼を切る傷を負いながら先制ゴールを挙げ、
厳しいコンタクトプレーでは、倒れても倒れても何度も立ち上がった
吉井選手は5試合ぶりのスタメンでした。
前節水戸戦から今節大分戦を迎えるにあたって
「気迫」「執着心」「迫力」「燃える気持ち」という言葉を使った指揮官が
ピッチに送り込んだ「がんばれる選手」が見事、仕事をしました。
「競り合いに強くなって、ボールをキープできるようになった。
以前は『まわりとタイミングが合っていない』と言われることが多かったが、
意識を合わせることができるようになってきた」
と自己を分析する齊藤選手。
当日スタジアムで配られるマッチデイプログラムのなかで
「今、はまっているモノ!?」という質問に
齊藤選手は「サッカーノート」と答え
「トレーニング後や試合後、
内容、自分のプレーやコーチなどのアドバイスを書いています」
と記してありました。
まじめに、ひたむきに―
アビスパ福岡との「バトルオブ九州」にむけて
「自分が点を取るのはクロスから。相手のマークを外して中に入って行けるか」
とゴールへの意欲を示しました。
山崎雄樹