2013第10節対モンテディオ山形

「この状況を抜け出すためのパワーが必要」
と39番FW北嶋秀朗選手は、試合後、沈んだ表情で語りました。
V・ファーレン長崎との「バトルオブ九州」、悲壮なる覚悟で臨んだ愛媛FC戦、
ダメージの少なくない敗戦を喫し、迎えた3連戦の3試合目。
これは、大事なゲームだと、
会社に休日を申請し、自費で取材に馳せ参じました。
宿泊した仙台市は、4月下旬としては66年ぶりの積雪、
山形県天童市にむかう東北自動車道、山形自動車道にも、雪が積もり、
チェーン規制と時速50kmの速度規制がとられていました。
なんとか、たどりついたNDソフトスタジアム山形では、
運営スタッフやボランティアスタッフによる迅速な除雪作業のおかげで、
舞台が整いました。
気温3度4分という寒さのなか、
北嶋選手と24番DF筑城和人選手は、半袖のユニホームでプレーし、
勝ち点3への強い意気込みを感じさせました。
しかし、前半43分、
33歳のベテラン、5番MF堀之内聖選手のミドルシュートが決勝ゴールとなり、
山形は3連敗を脱出し、逆にロアッソは3連敗。
北嶋選手は
「最後のところの精度」と課題を挙げ、
「1本のシュート、1本のパス、1つのポジショニングにこだわりを持って、
トレーニングしないといけない」
と話しました。
苦境を脱するための、パワー、エネルギー、元気とは―
取材を行うミックスゾーンで考えていたときに、
背番号26MF山崎侑輝選手が、
遠征用のチームの荷物を両手に抱えながら通りました。
ちょうどゲーム当日、4月21日が23歳の誕生日でした。
残念ながら出場機会はありませんでしたが、
昨シーズンは、JFA・Jリーグ特別指定選手として3試合に出場しました。
「誕生日おめでとう」という言葉と「チームに元気の注入を」とエールを送りました。
鹿屋体育大学時代は、九州大学リーグで「ファイティングスピリッツ賞」を受賞した、
エネルギーの持ち主です。
「しっかりトレーニングからアピールしていきます」
と目を輝かせながら、語った山崎選手。
ベテランも、ルーキーも、口を揃えた「トレーニングから」。
やはり、この苦しい状況を抜け出すための、秘策などはなく、
日々のトレーニングの積み重ねしかないと再確認した
「みちのくひとり旅」でした。
山崎雄樹