2013第40節対アビスパ福岡

実況中、思わず声を詰まらせてしまいました。
試合終了後、
ロアッソ背番号39FW北嶋秀朗選手と福岡5番DF古賀正紘選手が
涙を流しながらユニホームを交換しました。
「今年の夏過ぎに引退するということを聞いて、
彼に(現役選手を)続けるように、いろいろ説得したんですけど、
彼の意志はすごく固くて、それは尊重しないといけないと思いました。
予定していたユニホーム交換でも、いざ、そのときになると、
本当にいろんな感情がよみがえってきました。
すごく寂しい気持ちと残念な気持ちがありました。
アイツの人間性は、僕自身がどうこう言うよりも、
いろんな人が、いろいろと感じて、サッカー選手としてかがみのような選手ですし、
尊敬されるべき選手、
僕自身も同い年ですけど、すごく尊敬しています」
と古賀選手は語りました。
市立船橋高校出身の北嶋選手と東福岡高校出身の古賀選手は同い年。
全国高校サッカー選手権でも対決し、
2007年から2010年まで4シーズン、柏レイソルでともにプレーしました。
「(柏時代に)試合に出られない苦しい時期を2人で経験して、
そのときに深く話すことが多くなった。
あのときの話が深かったし、今にもつながっているのかなと思う。
よきライバルだし、よき仲間だと思う」
と古賀選手について語り、
「アイツ(古賀選手)は、昔から本当に泣き虫なんですよ。完全なもらい泣きです」
と、はにかんだ北嶋選手の涙は
ファンやサポーターに挨拶をすませても、なお乾くことがなく、
「古賀の涙で、なんか近づいているなというの感じて。
本当に、あと2試合なんだと感じて、本当に、あとちょっとなんだって」
と自身もカウントダウンが始まっていることを実感していました。
ピッチに立ったのは、後半21分。
ホームゲームの出場は、7月27日の第26節山形戦以来、実に7試合ぶりでした。
27分、9番FWファビオ選手の、右サイドからのクロスに対し、
ニアーポストに飛び込む得意の動きを見せました。
そして、アディショナルタイム、
右サイドから13番MF大迫希選手がクロスを入れ、
ニアーサイドで17番FW齊藤和樹選手と北嶋選手がスルーし、
ファーサイドで、逆サイドのMF養父雄仁選手が同点ゴール。
土壇場で追いつき1対1の引き分けに持ち込みました。
「皆でゴール前で魂込めた結果だと思う。
本当に皆で取れたゴールでよかった」
と北嶋選手は振り返りました。
10月17日に現役引退を発表した後のゲーム、
千葉戦では、10番MF兵働昭弘選手と
長崎戦では、10番MF佐藤由紀彦選手と
ガンバ大阪戦では、17番MF明神智和選手と
ユニホームを交換した北嶋選手。
11月17日、ホーム最終戦では引退セレモニーも予定されています。
その瞬間、その瞬間を、しっかり伝えねばと引き締まる思いです。
山崎雄樹