2014第9節対V・ファーレン長崎

サッカーファミリー、
その糸はどこかでつながっていたり、交差していたりして、
時に思わぬ形で、結びつくことがあります。
V・ファーレン長崎との「バトルオブ九州」。
ロアッソの小野剛監督と長崎の高木琢也監督は
サンフレッチェ広島時代に強化部コーチと選手、
日本代表でもコーチと選手という間柄でした。
特に、
高木監督は2010年から2012年まで3シーズン、ロアッソの監督をつとめました。
ロアッソの14番MF岡本賢明選手と長崎の16番MF三原雅俊選手は
ルーテル学院高校時代の同級生。
岡本選手は、ルーテル学院高校のサッカー部の現役部員をスタジアムに招待、
一般生徒もあわせて150人ほどが先輩達の雄姿を見ようと
スタジアムを訪れました。
しかし、岡本選手は右膝の怪我で欠場。
岡本、三原両選手ともに、対決を楽しみにしていただけに
自身の欠場を本当に悔しがっていました。
岡本選手がコンサドーレ札幌からロアッソに、
三原選手がヴィッセル神戸から長崎に、それぞれ移籍した今シーズン。
岡本選手は
「自分は札幌で、マー(三原)は神戸で、絶対的な存在とは言えなかった。
移籍のタイミングも同じで、
もう1回、サッカー選手として頑張ろうと、シーズンオフに励まし合った」
と話してくれました。
同級生と言えば、
この試合、そろってスタメンとなった
20番FW澤田崇選手と31番GKシュミット ダニエル選手も、
この春、中央大学を卒業したばかりの大卒ルーキーです。
大学卒業後、澤田選手はロアッソに、
ダニエル選手はベガルタ仙台に加入。
1番畑実選手、18番永井建成選手と
ロアッソのGK陣に怪我人が相次いだため、
「緊急補強」として、
期限付き移籍で、ダニエル選手はロアッソにやってきました。
「驚かせてやろうと思って、澤田に事前に移籍の連絡はしなかった」
と話すダニエル選手、
意外な形で、また同じチームでプレーすることになりました。
澤田選手は
前半35分に10番MF養父雄仁選手のロングスローから
豪快なボレーシュートを叩き込んで先制。
前半44分、後半44分にも、それぞれ決定機を演出しました。
一方、ダニエル選手も
196cmの長身を生かしたハイボールへの強さを発揮、
また、前半12分、後半20分、後半33分と長崎のシュートをストップ、
積極的かつ安定したプレーを見せました。
それだけに、
後半アディショナルタイムに追いつかれての1対1の引き分けは
悔まれますが、
澤田選手は
「(ダニエルが守っているのは)不思議な感じがしたが、
やってくれると思っていた」、
ダニエル選手も
「自分のため、澤田のために勝ちたかったが、悪い内容ではなかった。
切り替えて、次に勝てるように」
と、それぞれ前向きに語りました。
サッカーファミリー、
6100万円の債務超過解消にむけた「ロアッソ熊本存続支援募金」もはじまります。
試合前には、ファンやサポーター、およそ120人が集まり、
サポーターミーティングが行われました。
チーム、クラブを支える支援の輪も広がっています。
山崎雄樹