2014第17節対ギラヴァンツ北九州

「女性や子供、家族連れが安心してスタジアムに行くことができるのが、Jリーグ」。
今月1日(日)滋賀県草津市にある立命館大学びわこ・くさつキャンパスで、
立命館大学びわこ・くさつキャンパス開学20周年記念事業のひとつ
「スポーツの明日のためにできること」と銘打ったシンポジウムが行われました。
そのなかで、Jリーグの村井満チェアマンが語った言葉です。
学校法人立命館と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が
先月26日(月)に、業務提携を結んだこともあり、
今回のシンポジウムが実現しました。
村井満チェアマンの基調講演に続いて、
「スポーツの未来を語ろう」と題したパネルディスカッションが行われました。
パネリストは、
村井チェアマン、京都サンガF.C.の祖母井秀隆ゼネラルマネージャー、
ともに立命館OBで、
朝日新聞スポーツ部記者の勝見壮史さん、
川崎フロンターレの元キャプテンで現在はサッカー事業部で働く伊藤宏樹さん、
そして、立命館大学スポーツ健康科学部の佐久間春夫教授です。
大学OBの私も、
司会進行をつとめながら、パネリストとしても参加させていただきました。
「地域社会とスポーツ」というテーマのなかで、
村井チェアマンは
「Jリーグのスタジアムに行けば、友達ができる。
対戦相手のサポーターとも友達になれる」
と話しました。
それだけ、Jリーグの試合が行われるスタジアムは、
安心して観戦できる、安全に応援できる場所でなければならず、
それが海外のリーグとは違った大きな魅力のひとつです。
今月7日(土)アウェイ・北九州市立本城陸上競技場でのギラヴァンツ北九州戦。
威信をかけた「バトルオブ九州」です。
競技場の周りには、赤いロアッソと、黄色い北九州の、
レプリカユニホームやTシャツを着た両チームのファンやサポーターが入り混じり、
スタジアムグルメのブースに列を作ったり、
ステージイベントを楽しんだりしていました。
債務超過の解消にむけて募金活動を行っているロアッソ、
運営会社アスリートクラブ熊本の池谷友良社長は
「これがJ2の雰囲気だよね。
今、北九州のサポーターが
『きょうは募金はできないんですか!?』と言ってくれたよ」
と柔らかな表情で話しました。
また、ロアッソのホームゲームのスタジアムグルメに出店している
「いきなり団子のかんしょ屋」の御主人、古庄孝さんは
「応援ツアーバスのなかで、北九州のユニホームを着たら、皆に怒られた」
と冗談交じりに教えてくれました。
「それはそうでしょう…」
と答えた私でしたが、聞けば、
「去年、北九州のサポーターと(レプリカ)ユニホームを交換した」
とのこと。
古庄さんは、以前取材でお話を伺ったときに
「(当時)ロッソ(今のロアッソ)ができて家族の共通の話題ができ、会話が増えた」
と話してくれました。
地域にJリーグクラブがあることは、
その地域に住む人々の心を豊かにする大きな可能性があること―
私達、メディアも含め、このことを忘れてはならず、
責任感と使命感を持って、
その関わりを続けて行かなければならないと思っています。
試合結果は1対1、「仲良く」引き分けでした。
山崎雄樹