月別アーカイブ: 2015年5月

2015第15節対セレッソ大阪

「セレッソ相手にびびらず、しっかりやれたと思う」

というキャプテン4番DF園田拓也選手の言葉がすべてを物語っていました。

セレッソ大阪と対戦、0対0のスコアレスドローでした。

セレッソは、このゲームまで8位ながら、J2屈指の戦力を誇ります。

10番フォルラン選手は、元ウルグアイ代表、2010年のワールドカップ南アフリカ大会で得点王を獲得、

MVPに選ばれました。

18番カカウ選手は、元ドイツ代表、同じくワールドカップ南アフリカ大会に出場、

日本人プレーヤーでも

2014年のワールドカップブラジル大会を経験した日本代表MF山口蛍選手が

キャプテンマークを巻いて、スタメン出場。

また、サブにも

2006年のドイツ大会、2010年の南アフリカ大会とワールドカップに2大会連続で出場した

20番玉田圭司選手に、

2006年ワールドカップドイツ大会日本代表茂庭照幸選手が控えるという豪華な布陣です。

小野剛監督も

「『普通車のレースにF1カーが入ってこないでよ』と思う」

と冗談交じりに話したほどでした。

それでも、

「前線からしっかりプレスをかけて自分たちのサッカーを披露できた」

という園田選手の言葉通り、

前線の17番FW齊藤和樹選手や36番FW巻誠一郎選手を先頭に

激しいプレッシングを相手GKのところまで、かけ続け、

ボールを奪いきれなくても、相手の自由を奪う、パスコースを限定するという作業を

徹底して行いました。

また、前半10分にセレッソ山口選手のシュートを髙柳選手がブロック、

27分には、鮮やかなパスワークを見せるセレッソ、カカウ選手のシュートを1番GK畑実選手がセーブ。

体を投げ出し、相手より走り、ゴールを守り続けました。

なかでも、後半39分の攻撃から守備、守備から攻撃への切り替えは見事でした。

左45度で得たFKから一度はセレッソのカウンター攻撃を受けますが、

2番MF黒木晃平選手がパスをカットすると、スピードに乗ってボールを運び、

10番DF養父雄仁選手のクロスからゴール前に巻選手が飛び込みました。

惜しくもゴールはなりませんでしたが、

園田選手も

「最後のところは、泥臭く体を張るところで自分たちはみせていくことが重要。

きょうに関しては、選手皆が体を張って守備をして、そこからの攻撃をたくさん作れた」

と振り返りました。

ただ、あと一歩。わずかなところで最後の精度を欠き、ゴールを奪うことはできませんでした。

今節の戦いが、決して特別なものではなく、ベースにあれば、

J3降格圏脱出は、そう遠くはないと思います。

「きょうのような試合を次もできるように、勝てるように、1週間、練習から取り組んでいきたい」

と主将は締めくくりました。

2015第14節対FC岐阜

結果は結果。

勝点の多さを競うJ2のリーグ戦でもっとも大事なのは、勝つこと、勝点を得ることです。

ロアッソ熊本を率いる小野剛監督が

「内容としては下を向くような試合ではなかった」、

「危ないシーンは、本当に頭のなかでも、それほど浮かばない」

と振り返った試合であったとしても、敗戦は敗戦。

しっかりと、真正面から結果を受け止め、原因を分析する必要があります。

20位と低迷するロアッソは、勝点は11で並ぶ21位FC岐阜をホーム熊本市水前寺競技場に迎えて

絶対に負けられない重要な一戦に臨みました。

結果は2対1、痛恨の逆転負けで、再び最下位に転落。

「ちょっとでも甘い気持ちがあれば、失点するということを皆が肝に銘じながら…」

と試合前、話していた36番FW巻誠一郎選手の言葉が悪い形で的中してしまいました。

後半1分、自陣から17番FW齊藤和樹選手がドリブルで持ち込み、

2番MF黒木晃平選手も、長い距離を走って、攻撃参加。

相手守備陣の意識を分散させると、最後は、齊藤選手が、自ら左足を振り抜き、先制ゴール。

実に70mほどを運んでのスーパーゴールにスタジアムも沸きに沸きました。

しかし、その直後に、ロアッソは自陣でファウルを犯し、岐阜にFKを与えると、

そのFKからヘディングシュートを決められ、同点に。

公式記録では、先制点の2分後、まさに、「あっという間に」追いつかれました。

さらに、後半34分、岐阜陣内深く左45°で得たFK、勝ち越しへの意識が強すぎたのか、

相手GKがキャッチしたボールをスローイングしたところから始まったカウンター攻撃を防げず。

ロアッソにとっては、がら空きの右サイドのスペースを自由に使われ、

わずかに、スローイングと縦パス1本で、チャンスが一転してピンチに。

最終的には、27番MF中山雄登選手が相手シュートを手でブロックしたというハンドの反則でPKを献上。

このPKが決勝ゴールとなったことで、ハンドのシーンがクローズアップされてしまいますが、

問題は、それ以前にあると感じています。

得点直後の時間帯、

それがスーパーゴールの後なら、なおさら、気の緩みに注意しなければならない時間に

相手に付け入る隙を与えるようなプレーをしてしまったのか、

また、攻めているときにこそ必要な、攻撃と守備が入れ替わったときのリスク管理ができていなかったのか。

「神は細部に宿る」という言葉があります。

出典や解釈は、諸説あるようですが、

念入りに準備をし、緊張感を持ち、細心の注意を払いながら実行に移さなければ、

ことを成し遂げることはできないと、私自身は考えています。

これでもか、これでもか、と準備に準備をし、打ち合わせに打ち合わせを重ねても、

100点満点だったという放送や中継や実況ができた記憶はありません。

そんな私が言うのもおこがましい限りですが、

やはり日頃のトレーニングや生活が、

緊張感に満ちたものなのか、そこから隙や甘さを排除できているのか、

確認することが必要だと思います。

実際に、小野監督も

「残念ながら小さなミスがいくつか重なって失点してしまった」

と語っているのですから。

山﨑雄樹

女性パワーでもりあげましょう!

昨日の岐阜戦を終えて、
今シーズン2度目のリーグ最下位。

厳しい状況が続きます。

そして次節迎え撃つは、セレッソ大阪。
今シーズン初のホーム戦勝利を目指して
多くの後押しが必要です。

セレッソ大阪戦は「えがおサンクスマッチ~女性が楽しめる一日に~」と銘打って、様々なイベントが予定されており、今夜の「VIVA!ROASSO RADIO」ではAC熊本の岩水香織さんにお話を伺いました。
20150518
岩水さんが持っているフリップに載っている『プリ×プリ タオルマフラー』
(まだ現物が届いていないということでフリップでの紹介です)
50本限定販売!
ちなみに“プリ×プリ”とは「プリティ・プリンセス」の略だとか。

そして、スタジアムグルメでは女性限定サービスや特典があったり、
この試合限定のスイーツが登場します♪

AC熊本の女性社員が中心となって進められた今回の企画。
女性同士はもちろん、女性を誘いたい男性諸君にもオススメです。
気になるあの娘を誘っちゃえ~!(笑)

きょう「直子のハーフタイム」に登場した原裕太郎選手を含め
イケメンも多いロアッソ。
hara
5月のホーム戦で30,000人の入場者を目標とする
「RISING③プロジェクト」も残り1試合。
13,066人以上を集めて、
もちろん勝利で、カモンロッソをやりましょう!

(ビバラジD)

2015第12節対大分トリニータ

何かを感じない人はいなかったと思います。

後半1分、ペナルティエリア手前で

相手FWのシュートを防ごうと臆することなく右足を振った 7番DF片山奨典選手。

激痛がそうさせたのか、相手選手と交錯した瞬間に重度の怪我であることを悟ったのか、

強く握った拳でピッチを何度も叩きました。

担架に乗せられても、なお、こみ上げる思いを抑えるかのように、目のあたりを手で覆いました。

大分トリニータとの 「バトルオブ九州」。

J2に属する22チーム中、21位と22位は「降格圏」と言われ、下位カテゴリーJ3への降格の恐れがあります。

20位大分と21位のロアッソ、悲壮なる状況で迎えたダービーマッチは、

絶対に、相手に勝点3を与えることは許されない、つまり、負けられない一戦でした。

今シーズン最多1万2770人が訪れたうまかな・よかなスタジアム、

どちらのファンやサポーターも、ゴール、そして、勝利の歓喜に沸くことはなく、

結果は、0対0のスコアレスドローでした。

しかし、冒頭に記した片山選手のプレー。

あるいは、後半12分、17番MF齊藤和樹選手のクロスに、

相手選手と空中で交錯しながら ゴール前に飛び込んでいった36番FW巻誠一郎選手の姿。

その大きな体躯はピッチの外、アンツーカーの部分に叩きつけられました。

決して、後手を踏んではならない、受身に回ってはいけないなか、体を張り続けました。

この試合こそ勝点3を得ることはできませんでしたが、大分戦から3日後のコンサドーレ札幌戦、

ロアッソは3対2で、実に10試合ぶりの勝利を得ました。

5月12日(火)、クラブから片山選手の怪我について、 右脛骨骨折で全治3ヶ月という発表がありました。

ほぼ不動だった左サイドバックのポジション、

ロアッソは、左の翼をもがれるという、とんでもない代償を払いましたが、

その痛みと引き換えに、本来の戦う姿勢を取り戻しました。

あす(17日・日)、 20位ロアッソ対21位FC岐阜、J2参入8年目の「同期対決」も、負けられません。

巻選手は

「チームのために厳しくハードワークすることが大事。

ちょっとでも甘い気持ちがあれば、失点するということを皆が肝に銘じながら、

スタートから最後までハードワークする。

最低限、ハードワークする。球際で戦う、チームのために走る。ボールを追う」

と、何度も何度も「ハードワーク」という言葉を口にして、

表情を引き締めました。

山﨑雄樹

2015第10節対ジェフユナイテッド千葉

ダメ押しの、ダメ押し、とどめの、とどめとも言える4点目を失っても、

ボールを拾い、一目散にセンターサークル内にボールを置きに行きました。

「サポーターの皆さんがしっかり応援して下さっているのに、僕らだけあきらめることはできない。

1点でも(返し)、そして、もう1点と思っていた」

と、背番号36FW巻誠一郎選手。

4対0で敗れ、5試合連続無得点、クラブワーストタイの5連敗となってしまいました。

前半5分、前半15分と立ち上がりに失点し、劣勢を強いられると、

小野剛監督は前半36分、39番FW嶋田慎太郎選手に代えて、巻選手を投入。

今シーズンは、試合終盤での途中出場が続いていただけに、

指揮官の、何としても流れを変えたいという思いを感じさせる采配でした。

巻選手が

「ゴールを取りに行くという勢いをピッチのなかで表現したかった」と話す通り、

巻選手投入後、何度かチャンスを作ったロアッソですが、ゴールは遠く、

逆に、後半25分に3失点目、そして、冒頭に記した、後半36分に4失点目を喫しました。

「サポーターの皆さんが、ピッチのなかにエネルギーが充満するような声援をくれたにもかかわらず、

こういう結果になってしまった。

今は、監督を信じ、仲間を信じ、サポーターの力を借りて、ゴールを生み出すという責任感を持って

プレーしたい」

と語りました。

試合終了後、選手たちを乗せたバスが見えなくなるまでチャント(応援歌)を歌い、

エールを送り続けたサポーターたち。

魂の交換は終わりました。

あとは、勝利の喜びを分かち合うだけです。

山﨑雄樹