2015第14節対FC岐阜

結果は結果。

勝点の多さを競うJ2のリーグ戦でもっとも大事なのは、勝つこと、勝点を得ることです。

ロアッソ熊本を率いる小野剛監督が

「内容としては下を向くような試合ではなかった」、

「危ないシーンは、本当に頭のなかでも、それほど浮かばない」

と振り返った試合であったとしても、敗戦は敗戦。

しっかりと、真正面から結果を受け止め、原因を分析する必要があります。

20位と低迷するロアッソは、勝点は11で並ぶ21位FC岐阜をホーム熊本市水前寺競技場に迎えて

絶対に負けられない重要な一戦に臨みました。

結果は2対1、痛恨の逆転負けで、再び最下位に転落。

「ちょっとでも甘い気持ちがあれば、失点するということを皆が肝に銘じながら…」

と試合前、話していた36番FW巻誠一郎選手の言葉が悪い形で的中してしまいました。

後半1分、自陣から17番FW齊藤和樹選手がドリブルで持ち込み、

2番MF黒木晃平選手も、長い距離を走って、攻撃参加。

相手守備陣の意識を分散させると、最後は、齊藤選手が、自ら左足を振り抜き、先制ゴール。

実に70mほどを運んでのスーパーゴールにスタジアムも沸きに沸きました。

しかし、その直後に、ロアッソは自陣でファウルを犯し、岐阜にFKを与えると、

そのFKからヘディングシュートを決められ、同点に。

公式記録では、先制点の2分後、まさに、「あっという間に」追いつかれました。

さらに、後半34分、岐阜陣内深く左45°で得たFK、勝ち越しへの意識が強すぎたのか、

相手GKがキャッチしたボールをスローイングしたところから始まったカウンター攻撃を防げず。

ロアッソにとっては、がら空きの右サイドのスペースを自由に使われ、

わずかに、スローイングと縦パス1本で、チャンスが一転してピンチに。

最終的には、27番MF中山雄登選手が相手シュートを手でブロックしたというハンドの反則でPKを献上。

このPKが決勝ゴールとなったことで、ハンドのシーンがクローズアップされてしまいますが、

問題は、それ以前にあると感じています。

得点直後の時間帯、

それがスーパーゴールの後なら、なおさら、気の緩みに注意しなければならない時間に

相手に付け入る隙を与えるようなプレーをしてしまったのか、

また、攻めているときにこそ必要な、攻撃と守備が入れ替わったときのリスク管理ができていなかったのか。

「神は細部に宿る」という言葉があります。

出典や解釈は、諸説あるようですが、

念入りに準備をし、緊張感を持ち、細心の注意を払いながら実行に移さなければ、

ことを成し遂げることはできないと、私自身は考えています。

これでもか、これでもか、と準備に準備をし、打ち合わせに打ち合わせを重ねても、

100点満点だったという放送や中継や実況ができた記憶はありません。

そんな私が言うのもおこがましい限りですが、

やはり日頃のトレーニングや生活が、

緊張感に満ちたものなのか、そこから隙や甘さを排除できているのか、

確認することが必要だと思います。

実際に、小野監督も

「残念ながら小さなミスがいくつか重なって失点してしまった」

と語っているのですから。

山﨑雄樹