2015第18節対ギラヴァンツ北九州

鬼門。

広辞苑によると

「ろくなことがなくて行くのが嫌な場所。また、苦手とする相手・事柄」

とあります。

またしても2対0の敗戦。

これで、北九州との通算対戦成績は1勝4引き分け6敗、

北九州のホーム、本城陸上競技場では0勝2引き分け4敗、

2013年には、7対0という大敗を喫したこともありました。

まさに、ロアッソにとっては、広辞苑に記された意味通りの場所、相手です。

また、方角は「北東」を指し示し、

熊本市から見て本城陸上競技場は、北東とまでは行かなくても、やや東よりの北の方角に位置します。

「なるほど…」と納得してばかりもいられません。

勝敗にはやはり原因があり、データには背景があります。

J2参入6年目の北九州は、監督が変われど、堅守速攻というチームスタイルを確立しつつあります。

歴代のFWの中心選手を見ても

池元友樹選手(2005~2006・2010~2014在籍 現在松本山雅FC所属)

端戸仁選手(2012在籍 現在横浜F・マリノス所属)

常盤聡選手(2012在籍 現在ロアッソ熊本所属)に、

この試合のスタメン

9番原一樹選手(2014~在籍)と25番小松塁選手と

スピードに優れた選手が揃っています。

一方、ロアッソの歴代のDF陣(センターバック)は、

長身でヘディングが得意、屈強な体躯を生かし対人プレーに強い選手が

多い印象を受け、一瞬のスピード勝負では分が悪いように思えます。

7対0で敗れた試合も、ほとんどの失点が悪いボールの失い方からのカウンター攻撃を受けたものでした。

今回も、

前半32分、マイボールのパス交換にミスからのカウンター攻撃と

前半45分、GKシュミット ダニエル選手のゴールキックからはじまったプレーから

セカンドボールを拾われ、一発のパスでロアッソのDFとGKの間のスペースを狙われ、

原選手に2ゴールを許しました。

ミスマッチが起こるのであれば、練られた戦略や戦術で補うしかありません。

ディフェンスラインを高く保ち、コンパクトな陣形を保つという

「自分たちのサッカー」で長所対長所の真っ向勝負を挑まずとも、

自陣に引いた陣形でディフェンスライン背後のスペースを消すことで

相手の長所を消すという戦い方を見てみたかったというのは私だけでしょうか。

せっかく、かつて日本代表コーチとして、世界の舞台での精密な分析で力を発揮し、

「日本サッカー界屈指の知将」と呼ばれる小野剛監督が率いるチームなのですから。

山﨑雄樹