2015第23節対愛媛FC(第24節横浜FC)

「若いときに流さなかった汗は、年老いてから(悲しみの)涙に変わる」。

幼い頃から、母親によく言い聞かされてきました。

さて、去年9月20日の第32節栃木SC戦以来、実におよそ10か月ぶり、11試合ぶりの

メインのホームスタジアム、うまかな・よかなスタジアムでの勝利です。

第21節ジュビロ磐田戦(7月4日)から第23節愛媛FC戦(7月12日)までと、

第24節横浜FC戦(7月18日)から第26節ジェフユナイテッド千葉戦(7月26日)まで、

暑い時期に中3日の3連戦が2回行われるJ2。

第22節アウェイでのザスパクサツ群馬戦(7月8日)を終え、

空路、帰熊した選手たちは、過酷な練習に取り組みました。

愛媛FC戦の3日前、この日の熊本市の最高気温は35度8分、

炎天下、午後1時から、走りに走りました。

スカパー!Jリーグ中継でリポーターをつとめている風戸直子さんは

その激しさに驚くとともに

「藏さん(23番藏川洋平選手)がものすごく頑張っていた」「藏さんがすごかった」、

何度も何度も(少なくとも10回以上は…)私に

37歳のベテラン選手の奮闘ぶりを語りました。

「次の試合のことを考えれば(練習の)負荷を落とした方がいいが、

シーズン最後まで力をつけていくことが大事。

心身のコンディションがいい選手を起用する」

と、小野剛監督が話した通り、

藏川選手は5試合ぶりにスタメンで起用され、2対0での勝利に貢献すると、

続く第24節(7月18日)横浜FC戦にも先発出場し、今シーズン初ゴールをマーク。

チームも3対0で勝ち、今シーズン初の連勝を記録しました。

小野監督は

「『目先の試合より成長』と言うと周囲からかなり反対されたが」

と、報道陣に前置きしたうえで

「花が開いてくるのは何か月か先だと思っていた。

成長なくして将来はない。私が監督をやっている限り、その覚悟と信念は曲げない」

と、表情を引き締めました。

ときにサッカーは人生にたとえられます。

冒頭の言葉の

「若いとき」を「プレシーズンからシーズン序盤」に

「年老いてから」を「シーズン終盤の勝負どころ」に置き換えてみれば、

選手たちが流した汗が、まさしく連勝という結果につながっていることを実感できます。

山﨑雄樹