2015第25節対東京ヴェルディ

転機とは、思わぬ形で訪れたり、

そのときは気づかなくても、

後に振り返って「ターニングポイント」と呼ばれるものになったり。

あるいは、自身が自ら選んだ変化もありますが、誰にも先のことはわからず、

想像さえしていない好事に驚いたり、その逆で「こんなはずではなかった」と悔やむこともあったり。

プロサッカー選手にとって、転機と言えば、やはり移籍です。

1対0の敗戦で、今シーズン初の3連勝はなりませんでしたが、

J1ベガルタ仙台から期限付き移籍中の41番GKシュミット ダニエル選手と

同じくJ1サガン鳥栖から期限付き移籍中の28番MF清武功暉選手が

存在感を示しました。

序盤から好調の東京ヴェルディの長短織り交ぜたパスワークに翻弄されますが、

前半19分、その直後のCK、さらに、25分とシュミットダニエル選手を中心に

粘り強く守り、ゴールを許しませんでした。

「シュートを浴びた印象はある。止めたり、ピンチを防いだり、そういう場面は多かった」

と、シュミットダニエル選手は話しましたが、

唯一、後半29分の失点について

「あれを止めていれば、ファインセーブ連発という捉え方になるが、

一発で沈むようなチームになっちゃいけない」

と、振り返りました。

また、後半15分から途中出場した清武選手は

17分、24分とシュートを放つと、同じく24分に得意のロングスローでヴェルディゴールを脅かします。

その後も、41分のCK、アディショナルタイムのFKとチャンスを演出しました。

清武選手は

「0対0の状況だったので、得点を意識した。流れを変えて得点を取りにいく。

それを次にしっかりつなげたい」

と、収穫と課題を語りました。

26歳までの日本代表入りを目標とする23歳のシュミットダニエル選手は

「自分が代表になるためのステップとして試合に出る。見てもらう。このチームの危機を救う」、

兄に日本代表弘嗣選手を持つ清武選手は

「兄には『結果を出せるチャンス、頑張れ!』と言われた。

試合に出たい。成長できると思い、移籍を決意した。

沈んでいるチームを自分の力で浮上させたい」、

ともに、移籍時に、強い決意を語ってくれました。

2人が揃った7月は3勝2引き分け1敗と、好調のロアッソ。

飢えた男たちが、梅雨明けした熊本を、さらに熱くしてくれるはずです。

山﨑雄樹