目視観測から自動観測へ

けさ佐賀市で初雪が観測されました。
みぞれが降り、初雪となりました。
九州の気象台では今季初めての初雪です。
熊本市は、まだ観測されず…
このまま雪が降らない冬になる可能性も。

この初雪の観測方法が
おととい3日から変わっています。
気象台の職員が目で見る「目視観測」から
「機械への自動観測」に変わりました。

これまで目視で観測していた
雲の量や形、快晴や薄曇りといった天気
あられ・雹の観測などは終了となりました。
気象衛星や気象レーダーの
観測技術の向上に伴って自働化するのは
時代の流れではあるんですが、
私個人的には、さびしい感じもしています。

私が気象台で働いていたときに
最初に覚えた仕事が目視観測でした。
実際に空を見て観測することは、
思っていた以上に難しく、多くの発見もあり
とてもいい経験になったと思っています。

先日、目視観測を取材したときに
熊本地方気象台のある
合同庁舎の屋上から撮った空の写真です。