さて、旅行で一番気になるのが食事。 私は、どこへ行ってもその土地のものを食べる主義ですが、これまでそんなに困ったことはありません。 でも、今回ゲルでの料理にはちょっと引いてしまいました。
別にゲテモノというわけではないのですが、やはり内臓料理はちょっと苦手ですのでね。 ま、モンゴルへ行ったらどんなものが食べられるかということは、楽しみではありました。 想像していたのは、中国料理とロシア料理をミックスしたようなもの?でした。
当たりでした。 まず芦北でやったモンゴル料理教室の献立の一つ「ボーズ」。着いた翌日の昼食は、「モンゴル・ボーズ」という看板のかかったボーズ屋さん。 皮はちょっと厚め、ですから中国の「パオズ(包子)」よりも一回り大きくしたようなものです。 もちろん肉は羊肉の細切れです。モンゴルには挽肉はないそうです。 細かく刻んで使うそうですので、時々骨のカケラも入っています。 それからその店で取った、玄米を焦がしたようなものが入っているスープ。 香ばしくておいしかったです。
またゲルに行く途中で食べた焼き餃子は印象的でした。何の変哲もない、というよりほん
とにここがレストラン?という感じの店内は、テーブルが一つだけの簡単な作り。 メニューも焼き餃子のみ。 ここの焼き餃子は薄く平べったく、でも中にはちゃんと羊肉が入っており、美味でした。
5日目の昼食は「ウクライナ料理」 ここではぺリメニ(ロシア料理の、まるで帽子みたいな可愛い水餃子)入りのボルシチみたいなスープもありました。 ただ、ここでは注文しようとした料理の半分近くが「今日はない!」と言われてしまったのですが、こんなところがモンゴルらしいという事でしょうか。