日別アーカイブ: 2012年9月10日

鯨を食べる会

 昨日某ホテルで行われた「鯨を食べる会」へ行ってきました。 調査捕鯨という何か意味のわからない状態で捕獲された鯨はちゃんと店頭に出てるんです。 いや、昔とは値段が違いますがネ。 でも日本人は昔から鯨は食用にしていました。そしてどこも捨てることのないような、使い方をしていました。 牛や豚を食べて平気でありながら、鯨を食べることに異議を唱えている、鯨を食べない民族。それに対して黙って従っている日本人。 そして生まれた「調査捕鯨」なる奇妙な言い訳。 今、鯨は減ってるどころか増え続けているんだそうです。そして私たちが食べてる鰯や鯖、マグロなどの魚をすごい量、餌にしているんだそうです。ですから生物の環境も変わって来ているんですよね。 鯨は私たちの世代ではどっちかというと代用品」的なイメージがあります。 肉の代わりに鯨を使ったベーコンや、給食で出ていた「鯨カツ」や「鯨テキ」。 そしてお父さんは「白身鯨を酢味噌」に付けてお酒のつまみにしていました。横には「ヒトモジのグルグル」が添えられてたり・・・と。 そんな時代はずーっと昔のこと。 「鯨を食べる食文化は日本からなくなったのか?」という疑問に応えるべく、熊本では毎年「鯨を食べる会」が開かれています。

 昨日私は初めて参加しました。 鯨パーティーの前に、「林家きく麿 師匠」の「鯨のささやき」という演題の落語があり、パーティー会場で鯨肉の料理の数々が出てきました。 初めて見る、そして聞くような鯨料理。 少し懐かしくて、少し好奇心も働いて、オードブルからにぎり寿司まで、鯨を堪能致しました。 日本の食文化を改めて見直すことが出来ました。  さて、これらの写真は、一体鯨のどの部分でしょうか。

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 まずは、鯨の歯茎をボイルしたもの。 コリっとした食感で見た目はちょっとグロテスクですが、女性にも人気でした。 
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そして鯨の心臓(ハート)です。 ずいぶん煮込んであるようで、とてもしっかりした味の美味しさでした。 ゴーヤとの相性抜群でした。
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 つづいて鯨のにぎり寿司。右から「本皮」「赤肉」「畝須」。  絶妙の甘さでした。
このほかにも沢山の鯨料理が出たんですが、つい食べることに気を取られて写真を撮るのを忘れてました。
 でも、人間の「食文化」と「民族」についてもっともっと考える必要があるなあとつくづく思いました。
私たち日本人は西洋人が食べてるものはみな素晴らしいと思ってやしないかって考えてしまいました。
さて、次の写真は今夜発表する「伊藤美裕」ちゃんからのプレゼント。 新曲「北国行き 11:50」にちなんで「冷却ジェル」 必要な分、切って使えるスグレモノだそうです。
発表は番組の最後の方、お楽しみに!
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