日別アーカイブ: 2012年12月5日

日本放送文化大賞 準グランプリ番組(CBC制作)を放送します

第8回日本放送文化大賞ラジオ部門 準グランプリ受賞番組『ラジオ特集 隙間~おひとりさまを支える現場から』(中部日本放送制作)を、12月18日(火)午後8時からRKKラジオで放送します。

身寄りのない一人暮らしのお年寄り“おひとりさま”を、家族に代わって支える「NPO法人権利擁護支援ぷらっとほーむ」。「“おひとりさま”への支援は、行政が立ち入ることの難しい部分もあり、行政が見落としている『隙間』だ」と語るスタッフの糸柳元英さんは、元名古屋市中区長。番組は、官と民、双方を経験した糸柳さんの活動を通して、認知症の高齢者を支えるために作られた成年後見制度の不備や、“おひとりさま”の支援をNPOまかせにする行政の姿など、さまざまな問題点を浮かび上がらせる。

〔中央審査・審査講評〕

派手な事件や大きなきっかけでなく、全国どこにでも存在する問題を見出し、綿密な取材で掘り起こした仕事ぶりに説得力がある。場面の展開が豊かで、テンポもよく、編集の技術が優れている。さりげないSEもリスナーへの訴求力を増幅し、ラジオでありながら立体感を感じさせる完成度の高い番組である。

〔スタッフ〕

山室雅子(プロデューサー)、菅野光太郎(ディレクター)、舘 一孝(編集/効果)、榊原忠美(ナレーター)

〔出演者〕

糸柳元英 他

〔本放送 日時〕

2012年5月20日(日)20:00 ~ 20:48

日本放送文化大賞グランプリ受賞作を再放送します

第8回日本放送文化大賞グランプリを受賞しましたRKK制作の『ゆりかご5年の記録 ~命と倫理の間で~』を12月16日(日)午後1時29分から再放送いたします。

赤ちゃんの命を救うための「ゆりかご」と「相談」を、熊本市の一民間病院である慈恵病院が引き受けている現状を、5年に亘って取材しました。

審査委員からは「取材が分厚く各方面にわたっており、取材と報道のあるべき姿を示している。5年分の情報(素材)を30分に凝縮して無駄なく報じ、当事者のポジティブな言葉も随所に盛り込まれ、希望が持てる番組になった。いろいろな考え方、立場から語られやすい普遍的な問題だが、制作者が深く考え、理解し、丁寧に作っている」との評をいただいています。

是非、お聴きください。

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