第8回日本放送文化大賞ラジオ部門 準グランプリ受賞番組『ラジオ特集 隙間~おひとりさまを支える現場から』(中部日本放送制作)を、12月18日(火)午後8時からRKKラジオで放送します。
身寄りのない一人暮らしのお年寄り“おひとりさま”を、家族に代わって支える「NPO法人権利擁護支援ぷらっとほーむ」。「“おひとりさま”への支援は、行政が立ち入ることの難しい部分もあり、行政が見落としている『隙間』だ」と語るスタッフの糸柳元英さんは、元名古屋市中区長。番組は、官と民、双方を経験した糸柳さんの活動を通して、認知症の高齢者を支えるために作られた成年後見制度の不備や、“おひとりさま”の支援をNPOまかせにする行政の姿など、さまざまな問題点を浮かび上がらせる。
〔中央審査・審査講評〕
派手な事件や大きなきっかけでなく、全国どこにでも存在する問題を見出し、綿密な取材で掘り起こした仕事ぶりに説得力がある。場面の展開が豊かで、テンポもよく、編集の技術が優れている。さりげないSEもリスナーへの訴求力を増幅し、ラジオでありながら立体感を感じさせる完成度の高い番組である。
〔スタッフ〕
山室雅子(プロデューサー)、菅野光太郎(ディレクター)、舘 一孝(編集/効果)、榊原忠美(ナレーター)
〔出演者〕
糸柳元英 他
〔本放送 日時〕
2012年5月20日(日)20:00 ~ 20:48