お別れのご挨拶

TDです。

このブログを書くのは今回が最後となりました。

この部暑にいたのが13年。

現在の担当番組であるラジたまを始めとして色々なことを

やらさせていただいました。

どれもこれも印象があるのですが、特に印象に残っているのがラジオドラマです。

「60年目の告白」というラジオドラマは戦後60年経過して、父の死因を

疑問に思った女性が父の戦友にその真相を聞くというものです。

これは私の大先輩のTVディレクターが取材中に聞いた複数の事実を

基に作った脚本を3代目水戸黄門であった名優佐野浅男さんを主演に

制作したものです。

その収録時に佐野さんがおっしゃった言葉で印象に残ったことがあります。

「スタジオに畳を引いてもらえませんか?」

「えっ?映らないのに必要ですか?」

「戦友の居間を訪ねるという設定ですよね。それであればできるだけそれに

近い状況を作っていただけませんか。その状況にあわせたしゃべりをしますので」

目からうろこが落ちました。

この言葉の通常の番組にも通じると思います。

ディレクターが楽しそうな顔をしていれば、パーソナリティも楽しくしゃべる。

楽しくしゃべる状況を作る。

私達の仕事で大切なことと感じられました。

これからもRKKラジオでは楽しい番組をお届けしていくことでしょう。

さて、4月からは私は報道部で記者になります。

このブログは新しくこの部暑に来る人が担当するかと思います。

長い間、お世話になりました。