先週末から大雨が続く県内。
先月30日~今月3日の4日間での雨量が
南阿蘇村で668.5ミリ、熊本市で359ミリ
平年の7月1か月分の雨が数日で降ったことに。
特に3日は県内で線状降水帯が2回発生し、
益城町の木山川が氾濫するなど被害が出ました。
益城町・山都町で1時間に80㍉以上の猛烈な雨も。
雨雲レーダーを見ていても…
雨雲が抜けそうで、また雨雲が発生する繰り返し。
大量の水蒸気が流れ込んできたため、
次々と積乱雲が発達する状況となりました。
この上空の水蒸気量を観測する機器
「マイクロ波放射計」が熊本市に設置されました。
線状降水帯の予測精度向上のために
今年1月に気象庁が設置したもので、
上空の水蒸気量をリアルタイムで観測できます。
5日(水)も低気圧に大量の水蒸気が流れ込み、
再び大雨となるおそれがあります。
雨のピークは5日朝~昼過ぎにかけて
1時間に70㍉の非常に激しい雨が降る見込み。
一気に道路が冠水するような状況のおそれも…
あす正午までの雨量は、多い所で200㍉の予想。
これまでの大雨で地盤が緩んでいる所も。
土砂災害や浸水、河川の増水に警戒してください。