ウグイスの初鳴、ホタルの初見など…
こういった「動物季節観測」を
気象庁は今年いっぱいでやめると発表しました。
気象庁の生物季節観測は。
「動物」と「植物」の観測があり、
季節の進み具合や気候の変化を捉える目的で、
1953年から70年近く続いてきました。
今年いっぱいで廃止となるのは動物の観測。
熊本地方気象台では、
ヒバリ、ウグイス、ツバメ、モンシロチョウ
キアゲハ、シオカラトンボ、ホタル
アブラゼミ、ヒグラシ、モズ
この10種類が観測されてきました。
廃止の理由は、気象台周辺の環境の変化で
見つけることが困難になってきたから。
植物についても観測対象が減ってしまいます。
一番注目される「さくらの開花・満開」は
来年以降も続きますが…
観測対象が12種類から6種類へと半分に。
来年以降も観測が続くのは
うめ、さくら、あじさい、すすき、
いちょう、かえでの6種類だけです。
写真は、熊本地方気象台の標本木ゾーン。
きのう取材で行ってきました。
標本木はあるのに観測対象から外れたものも…
季節を感じる観測が減ってしまうのは、
個人的にはさびしいです。