やまえ堂「栗の渋皮煮」
■熊本の秋の味覚といえば…“栗”
熊本県南部に位置する「山江村」
栗の収穫がピークを迎えている
盆地特有の寒暖差の大きい気候を
生かした栗栽培が村の一大産業
“やまえ栗”の愛称は全国的にも知られている
山江村で栗の加工品を製造・販売する「やまえ堂」
社長の中竹さんはもともと村で海外向けの
電機部品を製造していたが
リーマンショックのあおりを受け経営危機に
そこで、心機一転
栗の加工業に活路を見出した
無謀な挑戦にも思えたが、
2008年から村を挙げて取り組んでいる
「やまえ栗のブランド化」への推進が
強力な追い風となり徐々に軌道に乗り始める
今では村の栗農家にとって欠かせない存在になった
山江村でも高齢化による担い手不足は深刻な問題
中竹さんは質のいい地元の栗を市場価格より
高く値を付け買い取っている
村内の栗農家と自社の畑で収穫した
年間45トンのやまえ栗を使って作るのが
およそ20種類の加工品
実はどれも、丁寧に手作業で作られたものばかり
ポリポリした食感がクセになる
栗のかりんとう「栗んとう」をはじめ、
熊本で一度は目にしたことがある商品の数々は、
やまえ栗を県内外に発信する魅力的な逸品たち
中でも、この20年
売り上げトップの座に輝き続けているのが…
固い鬼皮を外したただけの素朴すぎる渋皮煮
追求したのは、栗本来の味
そのため、形もそのまんま。これもこだわり
形・大きさなどの基準をクリアした
やまえ栗だけを使い、一つ一つ手間をかけ
筋や固い皮を細かく取り除く
保存食でもある渋皮煮は長期保存させるために
糖度を高くして作られるのが一般的
しかし、やまえ堂で使う砂糖の量は
通常の三分の一ほど。
味付けはこれだけで、ひと晩、煮詰めれば完成
上品な甘さの渋皮煮は老舗の日本料理店や
高級フレンチレストランなどからも注文が入る
これからも、やまえ堂の看板商品であり続ける
取材先:有限会社やまえ堂
住 所:熊本県山江村山田丁821
電 話:0966-24-7324
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