よかもんディスカバリー #44

西日本食品工業「白鳥印 白川水系はるさめ」

■熊本のソウルフード「太平燕」に欠かせない“はるさめ”

市場に出回っている物の
ほとんどが中国産というはるさめ

貴重な国産のはるさめを
作っている企業が熊本にありました
西日本食品工業(熊本市南区)です
中国産のはるさめを輸入しながら
自社工場で国産はるさめも製造しています

■貴重な国産春雨の作り方

国産と中国産の
大きな違いは原料です

中国産は緑豆などの豆類を使いますが
一方、国産はモチモチとした食感を生み出す
イモ類を使います

原料のでんぷんに水を加えて
生地を練り上げていくのですが…

担当者が生地を掴み上げ、
掴み上げた生地が下に落ちる速度で
生地の固さを見極めます

その日の湿度に合わせて
加える水の量を調整し
こだわりの柔らかさに練り上げたら
生地の完成です

■伝統の“落下式製法”

練り上げられた生地はタンクへと移ります
タンクの底には無数の穴が開いており
生地の自重で麺状に押し出されるのです

生地が穴から落ちて麺になるので
これを伝統的“落下式製法”と言います

押し出された生地は熱湯で茹でられ
綺麗な麺へと形成されます

ここから春雨作りは佳境に入ります
茹で上がった麺を一定の長さに切り分け冷凍庫へ

保管のためだけに冷凍するのではなく
冷凍すると麺の表面に凹凸が生まれ
麺線の中にもごくわずかな空洞ができます
これにより味が染み込みやすくなるのです

そこから1週間後…仕上げは手作業です
ひとつひとつ麺を広げながら乾燥させると
貴重な国産はるさめの完成です!

■オススメの食べ方

比較的、細麺が多い中国産と比べると
色が濃くて太いのが西日本食品工業の国産はるさめ

さつまいもとじゃがいものでんぷんを使っているので
つるつるモチモチとした食感で食べ応えもあります

太平燕ももちろん美味しいですが、
オススメの食べ方は“はるさめサラダ”

はるさめを少し長めに5分ほど茹でて
しっかり水気を切ります
あとはお好みの野菜にしょうゆ、砂糖
おろしショウガ、ゴマ等を入れて和えるだけ!

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取材先: 西日本食品工業
住 所:熊本市南区幸田2-6-1
電 話: 096-378-5161

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