ワールドカップと言えば、「サッカー」を思い浮かべる方が多いだろう。
しかし、ラグビーも忘れてはいけない。
2019年、ラグビーワールドカップは日本で開催される。
日本ラグビー界にとっては悲願のビッグイベントだ。
その開催県をめぐって、これから全国の都道府県で
誘致合戦が本格化する。
熊本も試合の誘致はもちろんのこと、キャンプ地としても
立候補している。
その誘致活動の一環として昨日、熊本市のホールで
帝京大学ラグビー部の岩出雅之監督を招き、講演会が行われた。
帝京大学と言えば、昨年度史上初の大学選手権4連覇を果たした
押しも押されもせぬ大学ラグビー界の横綱だ。
実は、その帝京大学ラグビー部には、熊本県関係者が多数在籍している。
その中の一人、去年からレギュラーの座を掴んだのが、荒尾高校出身
スクラムハーフの流 大(ながれ・ゆたか)選手3年生だ。
「帝京のくまモンです。」と、軽妙な語り口でスタートした昨日の講演会は、
冒頭、岩出監督の口から、嬉しいニュースが伝えられた。
先日、強豪ウェールズを破って意気上がる日本代表の強化合宿に
その流選手が初めて招集されたのだ。
岩出監督は講演の中で、決してラグビー強豪県とは言えない熊本県から
大学で活躍する選手が生まれる背景について、
熊本の選手は素直で伸びしろがある、足りないのは経験だけ、と語り
来場した100人を超えるラグビーファンを喜ばせた。