8月5日から11日まで、鶴屋本館6階大催事場で
『第37回 くまもとの観光と特産品まつり』が開催された。
くまもとの有名店、人気店が一堂に会し、美味しい物満載
この催事の開催に合わせて、サテライトスタジオでもイベントが行われた。
県内の高校で郷土芸能に取り組む皆さんのステージ
更に、一服にも出演してくださった
7日は八代白百合学園高等学校 筝曲部の皆さん
13弦と17弦大小2種類の琴を巧みに奏で、迫力のある演奏をする。
サテライトスタジオを爽やかな風が吹き抜けたような、涼しい音色が響いた。
我々にも親しみ深いルージュの伝言などのポップスメドレーもあった
多い時には15人で演奏するが、皆息もピッタリ。
日々の練習を思わせる。
現在30人で活動しているそうだが、全員が一緒に練習が出来るようにと新校舎に
なんと “80畳”の筝曲部用の部屋を作っちゃったそうだ
う~んさすが創立100年の伝統校
部員の皆さんはとても礼儀正しく、皆女性らしさの中に凛としたものがあった
学校の伝統も、筝曲の技もしっかりと受け継がれているようだ。
8日は牛深高校 郷土芸能部
天草の美しい海をイメージした、青地に白い波が描かれた着物姿。
日焼けした顔に白い歯を見せて笑顔で元気に踊る。
お馴染みのハイヤのリズム
また地方と呼ばれる唄や太鼓も全部部員達でやる。
ヨイサーヨイサ
次々と出てきては踊る。
ノンストップ
その躍動感、踊る時のその腰の低さに驚くばかり
聞いてみるとやはり、踊りの練習だけでなく
日頃からスクワットのような運動もしているそうだ
なっとく
30分近いステージも関わらず、息が上がった様子も無く
笑顔も絶えない
う~んさすが高校生
牛深の自慢はやはりきれいな海と口々に語ってくれた。
こんなに牛深を愛し、その郷土芸能を受け継ぐ若い人達がいるとは
本当に素晴らしい
9日 秀岳館高校 和太鼓部 伝承芸能雅太鼓
1曲目『妙見』のドラが響いた瞬間からその迫力に度肝を抜かれた
太鼓の演奏の素晴らしさはもちろん、そのパフォーマンスもレベルが高い
サテスタに集まったお客様まで巻き込んで、一体にしてしまうほど。
彼らの演奏する曲は、3年生が卒業する際に作曲し後輩に伝えていくのだという。
『妙見』は地元八代の祭り「妙見祭」をイメージして作られたものだそうだが、
獅子が舞い、ガメが舞う、その勇壮な祭りが目に浮かぶようだった
高校生はこんなスゴイものを作ってしまうのか・・・・
さらに、バチが見えないほどのバチさばきを見せるその腕は筋肉隆々
重い太鼓を運ぶだけでもかなりのトレーニングになるのだそうだ。
そして1日4時間の練習
太鼓部とは言っても完全な体育会系
気持ちのいいほど大きな挨拶、そして機敏な動き。
見ていてただただ頭が下がる思いだった。
演奏の素晴らしさはもちろん、こういう全てがお客様に届いたのだろう。
パフォーマンス後はお客様の拍手が鳴り止まなかった
この3日間、高校生のパワーを見せつけられた
こんな高校生達が郷土芸能を受け継ぎ、次に伝えてくれるのなら心強い
そして熊本ってやっぱり良い所だなと改めて思わずにいられない。
大石まり