人吉球磨地方には、
全部で35ヶ所、33の観音像が点在しており、
古くから
相良(さがら)三十三(さんじゅうさん)観音めぐりの場所として
知られています。
普段は見ることができる観音像は限られていますが、
春と秋の彼岸の時期には、
伝統行事として全ての観音堂が一斉に開帳されます。
春の開帳は、あさって20日の春分の日です。
江戸時代から始まったとされる三十三観音巡りは、
1番札所(ふだしょ)から33番札所全ての観音堂を巡ると、
距離にして100km以上にもなり、人吉盆地を1周できるようになっています。
それぞれの観音堂や観音像は、受験の必勝や安産、無病息災など、
言い伝えによってご利益も様々です。
また、それぞれの札所では一斉開帳の時期に地元の方々が
お茶やお菓子を振舞う「お接待」が、今でも続いています。
この地域の方々とのふれあいが、
巡礼に訪れる人の楽しみの一つでもあります。
☆開催日時:3月20日(火・春分の日)
★問合せ:人吉市観光案内所(0966-22-2411)
人吉球磨地域【相良三十三観音めぐり春の一斉開帳】
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