阿蘇山西巌殿寺(あそさんさんがんでんじ)では、
明治時代、西巌殿寺の住職だった厨僧正(くりやそうじょう)の命日にちなみ、
毎年4月13日に「阿蘇山観音まつり」が行われます。
「火渡り」や「湯立て」などの荒行で、一年間の無病息災を願う行事です。
山伏の姿をした行者たちがお経を唱え、
丸太を組んでヒノキの葉を積み上げた護摩壇(ごまだん)に
火をつけ、思い思いの願い事が書かれた護摩木(ごまぎ)を投げ入れていきます。
護摩壇の炎がおさまってくるといよいよ「火渡り」です。
燃え続ける木の上を、行者たちが裸足で歩き、続いて一般の信者が渡ります。
熱さに思わず走ってしまうと風が起こってより燃えてしまい余計に熱いので、
ゆっくりと落ち着いて歩くことがコツだそうです。
火渡りが終わると女性の信者による「湯立て」です。
大きな釜に湯を煮立て、行者がその釜の中で座禅を組みお経を唱えたり、
湯の中に笹をつけて勢いよくまきちらす荒行で、
この湯を浴びた人は一年間無病息災と言われています。
また参詣者はこの笹を持ち帰り、家の無病息災も祈願します。
開催日時:4月13日(金) 10:00~
アクセス:熊本市内から国道57号を阿蘇方面へ 阿蘇駅前の交差点を右折し約500m
駐車場:無料30台
問い合わせ:阿蘇山西厳殿寺(0967-34-0928)
阿蘇市 黒川 【阿蘇山西厳殿寺】
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