阿蘇市一の宮町の阿蘇神社で、毎年2月3日に行われている節分祭のご紹介です。
阿蘇神社の節分祭では、豆をまくかわりに「護摩木まき」が行われます。
護摩木とは、供物を燃やして祈願する護摩修行の際に使われる木の事です。
参拝者に向けて、およそ千本の護摩木をまく珍しい節分祭で、
江戸時代に京都の
吉田神社から伝わった神事と言われています。
夕方5時頃、阿蘇神社の拝殿に「悪し」を意味する葦と青竹で作った、
高さおよそ3mの円錐状の葦塚が設置されます。
その葦塚を神職4人が囲み、祈祷して、悪鬼や邪神を封じ込め、魔を払います。
一般的に節分では鬼を追い払う事が多いのですが、
阿蘇神社の節分は鬼を封じ込める
神事なのです。
その後、葦塚を解体して、火で清めた長さ25cmほどの護摩木を境内にまきます。
この護摩木や葦を持ち帰って焚いた火にあたると、1年間無病息災のご利益があると
言われています。
最近では釜戸がない家がほとんどですから、神棚に飾る人が多いのだそうです。
開催日時:2月3日(日) 17:00~18:30
アクセス:国道57号を阿蘇方面へ 宮地駅前の信号から左折して左手
駐車場:専用駐車場50台
問合せ:阿蘇神社(0967-22-0064)