玉名郡南関町の坂下阿蘇神社で行われる「夏越祭」を紹介します。
「夏越祭」は、200年ほどの歴史を持つ坂下阿蘇神社の春の祭りです。
毎年、3月28日に行われていましたが、8年前からは3月の第4土曜日に
日にちを変えて行われています。
今年の開催日は3月23日(土)です。
この祭りの由来は江戸時代にさかのぼります。
当時、坂下阿蘇神社の拝殿が焼け落ちてしまい、
氏子達は再び立て直すのに大変な苦労をしました。
さらに、その年は疫病も広がり、災難が相次いだと言います。
そこで、難を逃れられるようにと「難越し祭」が行われるようになりました。
近年では、夏を無事に越して秋の五穀豊穣を祈る「夏越祭」として開催されています。
夏越祭は11:00から神事が始まり、地元の子ども達による神楽が奉納されます。
また、境内には夏越の祓の神事としてよく見られる「茅の輪」も準備されます。
茅の輪は、茅で作られた大きな輪で、
この中を数字の8の字を描くようにくぐると、
病気や災いを免れると言われています。
祭りの最後には神社裏手の川原から花火も上がり、賑やかに夏越祭を締めくくります。
開催日時:3月23日(土) 11:00~20:30頃
アクセス:和水ICから県道3号を南関方面へ
問合せ:南関町まちづくり推進課(0968-53-1111)