今月8日(日)に行われる「山王まつり」の紹介です。
「山王まつり」は、宇土市花園町の佐野地区にある山王神社に伝わる祭りです。
およそ700年の歴史があると言われています。
地元では「甘酒まつり」という名前でも知られています。
「山王まつり」は毎年、旧暦11月の申の日に行われています。
月に3回申の日がある年は2週目の申の日、
2回申の日がある年は最初の申の日に行われてきました。
祭りには、15歳から30歳までの若者が、
赤い着物と白いほっかむりの、猿に扮した姿で参加します。
「ホーライ、ホーライ」の掛け声とともに甘酒を掛け合うという珍しい祭りです。
「ホーライ」とは「宝が来る」の「宝来」を意味すると言われていて、
甘酒が入った徳利を手にした者は、厄除けの甘酒を周囲に振りかけます。
この甘酒がふりかかると、1年間は無病息災で過ごすことができると伝えられています。
なぜ猿の格好をするのかというと、山王神社は山の神で、
猿を神の使いとしているからだと考えられています。
甘酒は収穫された稲の神であると考えられていて、
甘酒がかかった家や人はその年栄えるとされているそうです。
開催日時:12月8日(日) お昼頃~日没まで
アクセス:国道3号を宇土方面へ 立岡公園へ左折し、スポーツセンターから左折
問合せ:宇土市商工観光課(0964-22-1111)