南関町では、1月11日(土)関川河畔にて、消防出初式が開催されます。
南関町の消防団の歴史は、
寛永9年の「関手永火消組」までさかのぼります。
出初式で繰り広げられる勇壮な「放水合戦」は、
130年以上にわたり、地域住民の生命と財産の安全を守り続けてきました。
明治15年、当時最新鋭の消防器具であった手押しポンプの購入を祝い、
南関町竜瀬川の両岸に分かれてポンプによる標的落としを始めるようになりました。
その競技に勝った組は敗れた組にポンプで水をかけるようになり、
それが放水合戦の始まりだと伝えられています。
また、今年は戦時中に供出された南関町消防組の半鐘が北九州市で見つかり、
約70年ぶりに里帰りしました。半鐘は高さ45センチ、重さは約20kgあります。
胴の外側に「昭和六年三月吉日製造南関町消防組」と刻印があり、
当時の火の見櫓に掲げられていたと思われます。
団員の士気を上げるためにも、この戻ってきた半鐘を鳴らし、
観客のみなさんにも披露します。
是非、皆さんも火消しの男達の勇壮な姿を見にお越しください。
詳しいお問い合わせは、
南関町総務課 電話0968-53-1111までどうぞ。
【補足】開催日1月11日(土)
スケジュール 8:20 ~ 式典(大津山グラウンド)
10:30 ~ 分列行進(関川河畔へ移動)
11:00 ~ 半鐘紹介後、一斉放水
分団対抗竿頭(かんとう)標的(ひょうてき)落とし放水合戦
風向きによっては、観客のみなさんも濡れることがありますので、ご注意ください。
当日は交通規制なども行われますので、ご注意ください。