今月19日(日)に行われる長洲町の「的ばかい」の紹介です。
850年の歴史をもつ四王子神社の「的ばかい」。
締め込み姿の男性が150人以上集まって、
無病息災や家内安全を願い「的」を奪い合う勇壮な祭りです。
「的ばかい」の「ばかい」とは、地元の言葉で「奪い合うこと」を意味します。
室町時代、ご神体を載せた円座を縁起物として氏子たちが奪い合ったのが
祭りの起源と言い伝えられています。
祭りの1週間前になると、地元有志が集まり、的となる円座作りが始まります。
その年の新藁と麻を使い、
直径60cm・重さ6kgに編まれた円座は、お祓いを受けて四王子神社へと奉納されます。
神事や奉納行事の後、参加者のお祓いが済むと的ばかいの始まりです。
境内で的を奪い合う男衆に向けて、摩擦でヤケドしないよう「力水」が
かけられると、汗と熱気が湯気となって立ちのぼります。
以前は成人を迎えた地元の男性のみで行われていましたが、
近年は参加者の減少もあり、
地域外の人、年齢も子どもから高齢者まで参加できるようになりました。
町外からの参加は、今日の午後5時まで受付が行われています。
開催日時:1月19日(日)13:00~
アクセス:国道501号を長洲方面へ 長州港前信号から国道389号に入り約150m先
駐車場:近隣に数ヶ所
問合せ:長洲町まちづくり課(0968-78-3219)