荒尾干潟に飛来している渡り鳥の話題を紹介します。
熊本、佐賀、長崎、福岡の4県にまたがる有明海は、
流れ込む河川が多く、川の流れによって運ばれる土砂で、
日本最大級の大きな干潟を形成しています。
潮の干満差が大きいので栄養も豊富で、
漁場としてはもちろん、海苔の養殖も盛んです。
また、マジャクやアサリ貝などが獲れるほか、
ムツゴロウなどの珍しい生き物も数多く生息しています。
荒尾干潟は、渡り鳥の重要な飛来地でもあります。
おととし、熊本県内で初めてラムサール条約に登録されました。
ラムサール条約とは、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地と認め、
そこに生息する動植物の保全を目的とした条約です。
現在、荒尾市の鳥に登録されている「シロチドリ」のほか「ハナシギ」も観察できます。
例年、2月頃まで波打ち際で餌をとったり休息したりするそうです。
満潮時は特に観察がしやすくなります。
春にかけては、また別の種類の渡り鳥も飛来し、多い時には4,000羽近くがやってきます。
このように季節によって入れ替わりながら、5月中旬までは渡り鳥を見ることができます。
アクセス:熊本市内から国道501号を荒尾方面へ 途中から国道389号へ
駐車場:JR南荒尾駅そば 海岸の手前
問合せ:荒尾市環境保全課(0968-63-1386)