水俣市で毎年行われている「火のまつり」をご紹介します。
今月22日(土)、エコパーク水俣を会場に行われるこのまつりは、
水俣病で犠牲になった方々に祈りを捧げるとともに、
水俣地域の再生を願い、その思いを炎に託す市民手作りの行事です。
夕方6:00、会場にはビンを再利用して作ったリグラスに、
菜種油の廃油のろうそくで作る「菜の花あかり」を入れたもの1,200個が灯されます。
そして、エコパーク水俣内にある慰霊の碑から出発した
「海の火」「山の火」「里の火」「患者遺族の火」の4つの祈りの火を集め、
大きなたいまつを作ります。
参加者一人ひとりが祈りの火を供えた後、祈りと誓いのことばを述べ、
地元の恋龍太鼓の奉納演奏が行われます。
最後は、水俣高校合唱部・合唱団みなまたによる海に向かっての合唱でフィナーレです。
まつりの後、参加者には「祇園さんだご」と塩がふるまわれます。
祇園さんだごは、
米粉と小麦粉でできたお団子、そして塩は水俣の海で作られた塩です。
来年の火のまつりで奉納する折鶴を参加者全員で折る時間も設けられます。
また、火のまつりでは準備などを手伝ってくださるボランティアも募集しています。
ご協力いただける方は、事前に事務局までお問い合わせください。
開催日時:9月22日(土) 18:30~20:00
アクセス:芦北ICから国道3号を水俣方面へ車で約30分
駐車場:約500台
問合せ:火のまつり実行委員会事務局(0966-61-1612)