【宇土市三拾町】宮座まつり

1月20日(日)に行われる「宮座まつり」をご紹介します。

宇土市三拾町の中野区では、毎年1月に神事を行います。
宇土市松山町にある松山神社の神様が、
当時は海岸だった中野区から
上陸してきたという故事にちなんだ「宮座まつり」です。

平安時代である1048年から始まったと伝えられています。

地区の平穏を祈るとともに、
氏子全員の融和と親睦を深めることを目的とした伝統行事です。

「宮座まつり」の参加者は、中野区に住む33世帯で構成されます。

神事は、毎年その中の3世帯が神様役を請け負って引き継がれてきました。

神様は親の神様1人と子の神様2人の3人で、1年で交代するそうです。

神事の後、3人の神様は赤い裃姿で背中に御幣を差し、祭壇の前に並びます。

そして前の年の神様から、それぞれ大杯に注がれた清酒を受けとって飲み干します。

大杯のサイズは大・中・小とあり、大きいものは直径およそ55cmにもなります。

注がれたお酒は参加者全員で手拍子に合わせて順番に飲み干し、飲み終わったら
大杯を頭の上にかざして今年一年の無病息災を祈るのが習わしです。

神事の後、一同は神様役の3人を先頭に区内を練り歩いて、
「宮座まつり」は終了します。

開催日時:1月20日(日)
問合せ:宇土市教育委員会文化課(0964-23-0156)

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