今月29日、30日の土日に開催される「牛深ハイヤ節全国大会」の紹介です。
「牛深ハイヤ節」は、牛深地方に伝わる民謡です。
牛深は中継基地として栄えた港で、
海運が発達した江戸時代中期には全国からやってくる帆船や漁船で賑わいました。
特に帆船は長い間、航海のための風待ち・シケ待ちをすることがあり、
そこで風を待つ間のおもてなしに唄われていたのが「ハイヤ節」です。
九州地方では南風のことをハエと呼び、これがハエヤ、ハイヤと変化し、
「ハイヤ節」と呼ばれるようになったと言われています。
やがて牛深ハイヤ節は酒盛りの唄として船乗り達によって全国に広まって行きました。
そのため、「佐渡おけさ」や「阿波おどり」のルーツにもなっているそうです。
長く歌い継がれてきた「牛深ハイヤ節」を伝承芸能として次の世代に残し、
その文化を継承していこうと「牛深ハイヤ節全国大会」が開催されています。
今年で13回目となる大会は、1日目が午後1時から予選大会、
2日目は午前9時から決勝大会と大会の総合グランプリ決定戦が行われます。
下は6歳から上は80代まで、およそ100人が自慢の歌声を披露します。
会場は「牛深総合センター」で、全席自由、入場は無料です。
開催日時:6月29日(土)13:00~/6月30日(日)9:00~
アクセス:熊本市内から天草本渡・河浦町を経由して車で約3時間
駐車場:30台
問合せ:牛深総合センター(0969-73-4191)