あさって水曜日に若宮神社で行われる「通し物」の紹介です。
御船町の辺田見地区にある若宮神社では、
毎年10月9日に「通し物」という行事が行われています。
240年以上から伝わると言われる伝統ある祭りです。
祭りの始まりは、昔、若宮神社のご神体が御船川の洪水で社殿もろとも
流されてしまったときのこと。
緑川の近くに住んでいた大きな鯰が、流れてきたご神体を救い出したそうです。
この知らせを聞いて喜んだ氏子たちは、さっそく鯰の所にご神体を迎えに行き、
無事、神社にご神体が戻ってきました。
この時、迎えに行った行列が通し物の始まりと言われています。
以前は10月7日と8日に御旅所を設けて、
そこにご神体を乗せた御輿を泊め、9日に通し物を行っていました。
現在は10月9日を祭りの日として、神事の後に神幸式を行い、町中を練り歩きます。
神幸行列は、子ども御輿、稚児行列、ご神体を乗せた御輿で構成されています。
着飾った稚児たちが、ゆったりとした太鼓や三味線の音に合わせて
「通し物の歌」を歌いながら進んでいきます。
開催日時:10月9日(水) 9:00~正午頃まで
アクセス:国道445号を御船方面へ 御船町辺田見の信号を過ぎて300m先左
駐車場:若宮神社駐車場を利用
問合せ:若宮神社(096-282-7462)