八代市鏡町の印鑰神社で今月7日(月)に行われる春季大祭
「鮒取り神事」の紹介です。
印鑰神社は、日本神話の人物「蘇我石川宿弥」を
祭神として祀っています。
「印」は印鑑、「鑰」は鍵という意味です。
奈良時代に役所が置かれ、朝廷から
印鑑と鍵が渡されたことに由来しています。
「鮒取り神事」は、石川宿禰がこの地を訪れたときに
悪天候で魚が捕れず困っていると、
若者が「鏡ヶ池」に飛び込んで鮒を献上したという故事に
倣って行われています。
太鼓の合図とともに神事が始まると、
数十人の男性が勢いよく池の中に飛び込みます。
白いふんどし、還暦と厄年の方は赤いふんどし姿です。
鮒や鯉を手で捕まえると、思いっきり池の周りに投げます。
このとき、飛んでくる泥にあたると
無病息災・厄除け厄払いのご利益があるそうです。
見物客も一緒に泥まみれになるのが神事の醍醐味ということで、
うかつに近寄ると
顔にも泥を擦り付けられますので、近くで見るときは注意してください。
開催日時:4月7日(月)9:00~(鮒取り神事は15:00頃~)
アクセス:国道3号の氷川町宮原の信号からJR有佐駅方向へ 鏡小学校の隣
駐車場:境内に駐車場あり
問合せ:印鑰神社(0965-52-0947)