思い出のアルバム

少子化といわれる時代ですが・・・私の家は7人家族です。

5人兄弟の4番目、福居万里子です。

 

高校の友人の結婚式に出席するため、長崎の実家に帰ってきました。

母が「 古いアルバムがでてきたの 」と見せてくれたアルバムのなかに懐かしい写真がありました。

 

 

 

 

 

 

泣き叫んでいるのが私です。

兄が手に持っている カブトムシ が怖いのでしょう。

かわいそうに。こんなに怖がっているのに。

親は写真を撮るだけで助けてはくれなかったようです。

( あっ・・・日付がプリントされてる )

いや、別に年齢を隠しているわけではないのですよ。

でも、なんとなく・・・ねぇ。

 

ページをめくっていくと、こんな写真もありました。

 

 

 

 

 

山都町の通潤橋です。

( キャラクターの股におさまっているのが私です )

通潤橋は父のお気に入りで、家族で熊本旅行といえば必ずここに来ていました。

幼い私は「 なんだかよくわからないけど、水が出てくる不思議な石橋 」としか思っていなかったんですよね。


 

 

 

 

去年の夏に熊本を訪れたとき、真っ先に向かったのもここでした。

放水できなくなっていることはテレビなどの報道で知っていましたが、橋の上や周辺にかけられたブルーシートを見て、「 あぁ、本当なんだ 」となんともいえない気持ちになったのを思い出します。

 

アルバムにはこの場所も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真に写っている「 たての 」「 立野-高森 」という文字をじっと見つめました。

鉄道好きの父には日本各地いろんな列車に乗せてもらいましたが、やっぱりここにも来ていたんだなぁ、と。

偶然ですが、先週は南阿蘇を取材で訪れていて、こんな光景を目にしたばかりだったのです。

 

 

 

 

 

 

全線復旧にはどのくらいの時間と、お金と、労力がかかるのだろう。

草で覆われた線路は、なんだか寂しそうに見えました。

 

この春から熊本で暮らすようになり、お気に入りの場所がどんどん増え、両親が遊びに来たら、まだ訪れたことのない場所を案内したいと考えていました。

でも、こうした家族の写真を見ると「 また同じ景色が見たいな 」という気持ちにもなります。

 

いつか「 ついに 再開です!」と、うれしいニュースを笑顔でお伝えする日がきますように!