2019年の世界女子ハンドボール選手権大会が、
熊本県で開催されることが決定した。
カタール・ドーハで開かれていた、IHF(国際ハンドボール連盟)の理事会で
2019年の世界女子選手権の開催地を選ぶプレゼンテーションと
理事による投票の結果、日本が開催国に選ばれた。
思えば、アジアで初めての男子の開催、そして大成功から22年の時を経て、
決して強豪国とは言えない日本で、しかも地方都市の熊本で
2度も男女の世界選手権が開かれるのは、まさに快挙だ。
それだけ、IHFの内部でも1997年の大成功が強く印象に
刻まれている証しといえる。
現地からの報告を待つ熊本ホテルキャッスルのホールには、
午後5時すぎにはオムロンハンドボール部の選手ら
ハンドボール関係者およそ170人が集まった。
現地からの映像は、インターネット経由のテレビ電話ゆえ、
お世辞にも鮮明とは言えないが、招致団の第一声「やりましたよ!」だけは
はっきりと聞こえた。その瞬間、熊本の会場からはどよめきとも歓声ともつかない
大声が上がった。
そして、くす玉が割られ万歳三唱の大合唱、会場は喜びに包まれた。
1997年の男子世界選手権では、ベスト16の決勝トーナメントに進んだ日本。
しかし、フランスに終了間際の勝ち越しゴールを許し、大金星を目前に涙を呑んだ。
果たして女子は?